昨日はわが家のごひいきダンスカンパニー「コンドルズ」の公演「ひまわり」千秋楽へ。
普段はないが、この公演の場合、さいたま芸術劇場の主催事業のため、公演パンフレットが配布された。そこに出ていた主宰、近藤良平さんの話に共感している。
よくぞ、こう語ってくださいました
“作品づくりは本を作るのに似ている”
「(前略)作品づくりって、1つの本を作るようなものだと思うんだよね。1つの締切のある本を作る。しかも、記事ではなく本なんだよね。文庫本か絵本か小説なのかは分からないけれど、5月の末に向かって、僕もメンバーも生活の隙間を縫って、頭はほとんど『ひまわり』に行っちゃう。本を作るって多分そうだと思うんだ。(後略)」
はい、多分そうです。
表紙はシンプルだけれど
本を丸ごと作ったことがあり、ダンス公演を丸ごと作ったことがある人にしか分からない境地だと思う。何千人かの人がこの冊子を受け取っていても、”全くその通りだ”と考える人は幾人もいないだろう。
この境地が理解できる環境にあることに心から感謝したいと思った。
ラストはひまわり畑が舞台の下から出現した
本作りは、新聞記事やブログ記事を書くこととは異なる。一貫したテーマがあり、お客さまにお金を出して楽しんでいただかなければいけない。そして締切がある。
お客さまを楽しませてお金をいただくのがプロの仕事のはずだ。
長年ダンスを習ってきた良平先生だが、もっと深いところで、そんなことを学んできた。もう一つ、「参加して楽しむ」から「楽しませる側に回る」ことにも気づかせてもらった。
舞台の奥行きが深い劇場
夏までは本のことで頭をいっぱいにしよう。
本を作れる人なら、ダンス公演はいつでも作れるはず…多分。
劇場近くのケーキ・アウトレット「シャトレーゼ」
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3355号】