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Channel: 【日刊 ノボちゃん】
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酒豪バーさん

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これまで何回も書いてきたが、東京都北区のおばあさんは酒豪だ。


私が仕事の切れ目に一人で飲みに行くとしたら、つっかけ履きで問題ない近所だ。その一つ「竹しげ」で飲んでいた時のこと、1人のおばあさんが入ってきた。


バーさん、これをペロリ


基本、私は中高年女性を「おばさん」「おばあさん」とは呼ばないが、その方は「おねえさん」と呼ぶのは逆に失礼な感じの明らかなるおばあさんだった。


竹しげの前に、カラオケスナック等2軒で大瓶のビールを2杯ずつ、計4本飲んできたそうだが、、さらに大瓶を注文。


小柄だが、とにかく、1人で飲んで食べる。お通しと大瓶の次には、鯨ベーコンを注文された。


「1杯、飲みな」と言われカウンターのママからコップをもらう。

「鯨も食べてみな」と勧められるので1枚だけいただく。(給食のおかげで鯨好きじゃないのよ)


私はこれ飲むだけで精いっぱいなのに


お年を聞いたら78歳で一人暮らしだそうだ。おばあちゃんを通り越して「酒豪バーさん」に違いない。(近頃、友人が書き言葉として使うジーさん、バーさんがお気に入り)

彼女は「おばあさん」でも「おばあちゃん」でもなく、「バーさん」そのもの。


79歳の私の母より年下とは思えぬビール腹で、80代か90代に見えた。なんだか急に自分の母が上品で教養のある女性に思えてきた。母はそもそも飲めないから1人で飲みに行ったりしないし、そんな乱暴な言葉遣いはしない。


「そんなに飲んだらカラダに悪い」という心配もあるが、「そんなにおカネ持ってるの?」という心配もある。おそらくは、20代サラリーマンより確実に量も飲んでいるし、お金も落としている客だ。


ランチタイムのビアホールでジョッキのビールをじゃんじゃん飲む2人連れ、小上がりでどんちゃんやって最後に全員生姜焼き定食を丼でたいらげる4人組。北区ではジーさんは弁当持たされ図書館で、バーさんは居酒屋でひとり飲みだ。


「年をとると食が細くなって」というバーさんは北区には存在しない。(と、断言しよう)


私が心配しているのは彼女たちではない。このまま北区に住んでいたら、30年後は確実にこういうバーさんになっているであろう自分だ。


自分で注文した山かけ



プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3378号】


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