所用で出かけた都営三田線・巣鴨駅で1枚のポスターが目に入った。
なんだ、このマークは?
すぐに、心臓病などの患者さんたちのための対策関係だと分かった。
見えない障害を持った方のためのマークだとか。
こういう時に、メッセージを直感させるサインのデザインというものは重要だ。
電車の中で車いすの方、松葉杖の方を見かけたなら、日本人の9割以上は席を譲るはずだ。
けれども、外見からは分からない病気や障害を持った方もいる。
そういう方々への配慮のためにも、マタニティマークみたいな表示は必要だと痛感している。
こんなのできたんだ…家に帰ってから調べてみよう、とスマホで写真に収めてみた。
母の友人が心臓にペースメーカーを埋めていて日々の生活がきつそうだったので、それを周囲に示すマークを調べて、その札を作って送ったことがある。
それはハート・プラスマークというもので、NPO法人が提唱するもの。
デザインだけはあっても、どこかに行けばもらえるものではない。
プリントアウトして自作するしかなかった。
その場でポスターをよく読んでみたら、「○○駅以外の全駅で入手できる」とあった。
ええっ!?
すぐさま、巣鴨駅の改札の駅員さんに聞いてみた。
事情を説明するのがややこしいので
「あのポスターに書いてあるタグはもらえるんでしょうか。私じゃないんですが、母が心臓にペースメーカーを埋めているもので…」
と切り出してみた。
すると、拍子抜けするほど簡単に、
「はい、大丈夫ですよ」
と手元の引き出しから1つ出して、手渡してもらえた。
駅員さんにもらったタグ(左下)
申請とか、証明書とかいらないんだ。
ついでに、氏名や住所なども確認されなかった。
ポスターを熟読すると、これは自治体としての「東京都」限定の試みのため、都営地下鉄の駅でないと告知されていないようだった。
普段私が利用するのは東京メトロ(旧・営団地下鉄)やJRのため、私は知らなかった。
しかも、本格導入がされたのは、今年からのようで、都民の私でさえ知らないのは無理もない。
こういう良い活動は都営線だけに留めておくのはもったいないですよ。
各交通機関でも導入してもらいたいし、東京都だけでなく全国で導入してもらいたい。
マタニティマークなどより、随分と立派で、カワイイので、私だってもらってきたいほどだ。
カワイイのに、心臓や病気がイメージできるタグ
さっそく、本当に心臓病の知り合いに送ってあげよう。
他県では認知されていなくても、付けていれば、気遣ってくださる方もあると期待して。
東京都 ヘルプマーク
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巣鴨に粉モンのランチあり
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