テレビのチャンネルを変えていたら、NHKでは衆院選の政見放送をやっていた。
このネタは14日以前に紹介しなければ、旬がすぎてしまうので、急きょ今日書いておきたい。
手話で福祉アピール バックにも氏名を表示しておかないと
今どきの政見放送は昔の長々とした演説ではなく30秒のようだ。
(スマホのストップウォッチで計測したら。やはり30秒だった)
これは「30秒プレゼン」以外の何物でもない。
秒速で、政党、氏名、スローガン、公約を伝えて、記憶・支持される必要があるのだから。
NHKのスタジオに行って順番に撮影するわけではなく、各自が撮影・編集したものを、NHKは流すだけなのだそうだ。
すると、本人のプレゼンスキル、演出力、撮影力、編集力で相当出来栄えが違ってくる。
事務所内だと政治家らしさが出る
気づきはいろいろあった。
【背景】
道路、競技場、造り酒屋、国会議事堂、など自分の政策に関係した建物をバックにするのは意味がある。
議員事務所なら、前職だったと分かる。
背景ボードも名前を前面に出すには効果的。
自民党は安倍首相をアピールする候補が多い
(虎の威を借る?)
【見た目】
安倍首相は拉致被害者奪還のブルーリボンのバッジ着用。
女性はピンクや黄色と目立つ色で女性をアピール。
(そんな服装で働く女性はどこにも見かけないが)
男性でも、ヘアメイクが入っている。
(ドーランを塗っている男性候補はよく分かる)
政策とリンクしたロケ地がポイント
【プロンプ】
プロンプ(=いわゆるカンニングペーパー)を読むと、目が左右に動き、挙動不審で信用が下がる。
政治家なら30秒くらい暗記してもらいたいが、無理なら横から撮影することで、目の動きが隠せる。
遠くにタテのプロンプを出しておけば、読んでいることが気づかれにくい。
【肩書】
テレビ放送ではNHKのテンプレートで文字情報が載る。
ここに入る程度の短い肩書・スローガンが必要。
斜め撮りも多いのが今回の政見放送
30秒の政見放送はテレビの伝え方を熟知したプロのコンサルが必要だろう。
次の選挙では、私がその仕事をやりたいな。
政治家の皆さん、テレビ式30秒プレゼンを成功させるにはこちらの本が役立ちます!
「プレゼンはテレビに学べ!」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
プレゼン・コンシェルジュの【伝え方教室】
http://gufo.roobikhouse.com/author/nobukoamano
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3553号】