過日、打ち合わせにうかがった際、東京電力様の研修施設を案内いただいた。
見たことのない標語がそこかしこに
日野市にひと山すべてが研修施設という場所がある。
最寄り駅からタクシーに乗ったら、高齢の運転手さんは
「昔、あそこは京王の土地だったけど、駅前の東電と交換したんだよね」
と話していたが、東電の皆さまは
「そんな話は聞いたことがない」
と言われたので、真偽のほどは定かではない。
昔は高校卒の資格が取れる全寮制の「高等部」があったそうだ。
大学にあたる「大学部」も。
ひっくるめて「東電学園」と呼んでいたらしい。
高校と大学があったに等しいので、本当に大学みたいなキャンパスなのだ。
山の頂上の校舎まで歩いて通学するのは無理かも?
自衛隊の術科学校のごとくトヨタやマツダにもどうようの学校はあった。
今は高校全入時代で、企業がサポートする必要はないのだろうか。
電力会社では無駄な照明は付けません
最初に見せていただいたのは、グラウンドに30本程度立った電柱。
電気工事の社員はまずこの電柱に登る訓練からやるそうだ。
広告看板のついた電柱に、送電線の貼られた鉄塔なども。
そのほかには、災害で真っ暗な中復旧工事をするために、暗闇、風雨の環境を作るシミュレーターもあるとか。
私が注目したのは構内各所に貼られた
「ご安全に!」
というスローガンだ。
社外ではまったく見かけないが、社員の中では、心のよりどころとなる最も重要な標語だとうかがった。
確かに、訓練中の社員さんは制服も勇ましく、デンキレンジャーの隊員みたいでかっこいい。
電気がないと、誰も生活できないんだから。
その責任は重い。
デンキレンジャー、特訓中
皆さん、こうやって日夜訓練して、電気を支えてくださっているんだな…。
あまりやさしくない私までうるりときてしまった。
こうした教育・訓練が紹介されることは少ないが、電力会社の社員さんはもっともっとリスペクトされていいと思う。
家も店も道もない所にバス停が
いていただかないと困るのは警察や消防以上のはずだから。
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