Quantcast
Channel: 【日刊 ノボちゃん】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

美しい日本語

$
0
0

すでに終わったアップルシード・エージェンシーの「書籍企画書作成講座」。終了後は懇親会もあった。ある参加者さんは帰る方向も同じだったので、一緒に地下鉄に乗り込んだ。


「まっとうな」が「全うする」と同じ漢字だったとは


車中で言われたのは
「先生、美しい日本語を使われますね」
「美しい言葉を選んで使われる。そこに感心していました」
などの、お褒めの言葉。


ええーっ!?
今、なんとおっしゃいました?


一人の時は買えないコージーコーナーのマロンシュー


トークショーのように横に座られた担当編集の酒井圭子さんは、プロのアナウンサーの生声を聞き慣れた私からしてもアナウンサーのような声だった。
そのまま書き起こしても本にできるほど、的確な言葉を選んで話される。


隣で、

“酒井さんの話力はすごいなあ。それに引き換え私といったら、トホホ…”

とがっくりきていたというのに。


NHKはケントモリなんかもゲストに


ただ、第三者的に俯瞰すると、「放送可能な日本語」を選んで話しているかもしれない。


“放送可能な…”とは、“放送できない”の反対語だ。

実は日本に放送禁止用語はないのだが、各局が自主規制している放送しない、できない言葉はある。


①差別語や蔑称
障害や国籍など差別的表現、不動産屋・女中などの蔑称など


②くだけた口語
~っす、マジ?ヤバイ、ら抜き言葉、さ入れ言葉など


③難解な専門用語
政治・医療・技術ほかの専門用語、外国語などのカタカナ語


④間違いやすい同音異義語
シリツ、センセイ、コウ 等


多くは、“これはニュースで流れて1000万人が理解できる言葉か?不快にさせないか?”というモノサシで測っている。


一例として、NHKでは女性から見ての配偶者は「夫」でなければならない。「主人」では主従関係を想起させてしまうから。ましてや「旦那」などはありえない表現なのだ。

頭をカタカナの「ろ」にするとと記号かデザインか分からなくなるよ


かつて、NHK Eテレの「読み書きのツボ」サイト( http://www.nhk.or.jp/kokugo/tsubo/ )を作っていたので、NHKルールが体に染み込んでいるのかもしれない。


例えば、
「てか、安倍さんのアベノミクスってさあ、結局、役に立てれるものって何だったのか、わかんなくね?うちらには関係ないじゃん。ああ、うざ」
と伝えたとしたら、中身がいくら正しくても、信用されないはずだ。


伊勢谷友介の四半世紀後はこんな感じ?の先輩(63歳)


せっかく話し言葉が美しいと褒めていただいたので、引き続き、言葉選びに精進いたします。


企画書講座映像からNHKアプリで作った動画
「プロフェッショナル 私の流儀」
https://youtu.be/XIbmNQBk0J4



NHKわかる国語読み書きのツボ―表現力がぐんぐんあがる! (MC mook)/MCプレス(制作)
¥864
Amazon.co.jp


プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3966号】


新メールマガジン【完全希望制】
“秒速で直感!”天野暢子のプレゼン通信は第1木曜・第3木曜に配信!
購読手続きはコチラから ↓
PC  http://ur0.work/qnMo
モバイル http://ur0.work/qnMr


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>