文化の日は弾丸で大阪湾岸へ。「コンドルズ合宿ワークショップ 大団円スペシャル」に参加するためだ。
記念Tシャツで集合写真
ワークショップは、わが家のごひいきダンスカンパニー、コンドルズ主宰の近藤良平先生が京都で合宿形式によって作品を作り、最終日には観客を入れて作品を発表するという企画だ。
私は初回の2005年と11年の2回参加させてもらっている。
そして参加者は、Condors Gassyuku Membersの頭文字をとって、CGM(シジミ)と呼ばれる。
現在の合宿はAIR大阪(右)とか
05年から休みをはさみながら年に1度開催されてきたが、会場側の問題もあり、10期やったところで「めでたくお開き」ということで卒業生たちが集結することになった。
大団円:
小説・演劇などでめでたく解決がくる最後の場面(広辞苑より)
急な呼びかけで、当初私の参加は無理と思ったが、夜の仕事を代わってくださる方があって、なんとか大阪に行くことができた。
名村造船所跡地がライブ会場に
全体の3割にあたる40人ほどが集まって何をやったというと、全員による作品づくりだ。
作品Aは近藤作品を経験した人ならすぐにできるような簡単な振付。
作品Bは1台のカメラによりノーカットで撮ったリップ・ダブという手法のダンス映像。
作品Bの冒頭は私のTシャツ大映しから
参考/こういう動画
「勝利の笑みを 君と」(ウカスカジー×コンドルズ)
https://youtu.be/9y-6RbTPzfg
※今回撮ったものは非公開 ゴメンナサイ
続く交流会では撮った動画を全員で鑑賞した。
オマケに全体の中から1組だけ私たちのユニット「O3-ossan」のパフォーマンスをさせていただくという厚かましいシーンもあった。
各代の名シーンを映像で振り返る
1人ひと言ずつコメントする時間もあったのだが、九州から参加の若い男子が
「今日ここで踊れると思ったら、うれしすぎて、興奮して一睡もせずに来た」と話していた。
うんうん、わかるよ。
合宿のケータリングの方が今回も担当したメニュー
私も全くその通りで、前日は深夜まで生放送の仕事。
帰宅して、朝まで仕事を次々片づけ、早朝はワークショップの宿題もやり、新幹線に飛び乗った。
車中は、9月に作ったきりで一度も練習していないO3の振りを思い出して頭にたたき込むために、スマホからの曲を聞き、動画を何十回も見続けた。
南港の造船所跡地に着く頃には、ギンギンのフラフラだったのだ。
ライブハウスの床に"お膳"という斬新なスタイル
最初の合宿の時から良平先生が言われていたことではあるが、
「外界とは遮断された空間で、通常の日常、仕事からすべて解放されて、表現だけに没頭できる」。
これは大人になったらなかなか実現できない、得難い経験なのだ。
現場に着いたら、仕事のことなどすっかり忘れて、ダンスでみるみる充実していく私がいた。
本当にあれを工面し、これをお願いし、無理やり調整してでも、締めくくりに参加し、踊ってきてよかった。
リップ・ダブの撮り方の流れがわかったことも大きな副産物だ。
オヤジあってのコンドルズ
参加した人なら誰もが合宿を一生の宝物だと考えているとは思うが、私の思い入れは人一倍。
翌年から続くとは誰も考えていなかったので、初回は演出家・参加者・スタッフ全員が1回ぽっきりの打ち上げ花火という気持ちで臨んだ(はず)
基本的に参加は1回が原則のところ、私は2回参加させてもらっている
ユニット名CGM(シジミ)は高校生の時の自分のあだ名だった
アマノのおかげで、CGM全体の出席番号1番(今回の点呼もイの一番)
05の記念Tシャツは私のテーマカラーのオレンジ(今回のPVでも冒頭に)
CGMixなる卒業生のユニット公演を2回やった
会場の京都 アートコンプレックス1928は最後に勤務した会社の同僚が実際に勤務していた新聞社のオフィス
今でこそ、一般人が参加できるコンドルズのワークショップはたくさんできたが、当時、コンドルズは女人禁制。
普通の女性が近藤作品に出演できる機会も場もなかったので、
「これは一世一代、最初で最後の晴れ舞台」
という覚悟で臨んだ。
当時は今より痩せていたのに、太った姿で動画や写真に残りたくない…と、さらに減量して出向いたものだ。
(11年前の私はほっそりしていたと今回見た当時の映像で確認!!)
会場側の問題でフィナーレを迎えるだけで、関係者は全員生きている。
場所を変えれば、またこんな企画ができるんじゃないかな?
とりあえず「CGMボレロ」関係者の皆さん、何か創っていきましょう
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