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“平成最悪”の大停電

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今日は電気が復旧しWi-Fiもつながったのでブログが書けます。


明かりを準備してもらえて助かった

10月1日から2日にかけて、静岡県で停電と断水を経験した。
メディアが付けた名は“平成最悪”の大停電

そもそも9月30日(日)の夜から静岡の“山の上ホテル”(=宿舎)が停電になっている情報は得ていたが、これといって稽古休みなどの連絡も来ないので、10月1日は朝の4時にJR東日本の情報をwebで確認してから予定通り5時半に家を出た。

 


翌朝は晴れていても台風の爪痕があちこちに

が、京浜東北線が50分の遅れ(実質運休)、メトロで東京駅を目指すも高速バス運休のメールが届く。

では新幹線に切り替えて行こうとしても運行見送り情報のみ。

 


駒込駅はホームに入れず

見送りが解除されたのが7時半くらいだろうか。そこからまた東京駅を目指すも山手線は押し寄せる乗客で入場もままならず。

再びメトロで東京駅を目指すことに。

そこから先はもう来た新幹線に乗るのみ。予定など立たないのだ。
そんな中、稽古が山上ではなく、ふもと(東静岡駅そば)の関連施設に変更との連絡が入る。
そう、照明はなくてもどうにかなるが、ダンスの練習に音響は必要なので。

 


代替施設は県の劇場

やっと10時台に静岡駅に着いたものの、静岡駅から隣の東静岡駅までの在来線が止まっていて、3分のところが1時間かかる。
家を出てから6時間半かけて停電と断水の県にたどり着いたことになる。

宿舎に帰っても真っ暗で何もできないということで、仲間の車でスーパー銭湯とスーパーに連れて行ってもらい、最後は山まで送ってもらった。
これでその日の入浴、食事はOKだ。ふう~。

そこで入所者全員に電気ランタン、懐中電灯、飲み水(2リットル×2本)、トイレ用の水(2リットル×6本)を渡された。

 


人数分の準備があるとはさすが

それがないと本当の暗闇になるところだった。
東海地方は地震が来る可能性が高いのでそういう備えがされているのだろう。

ランタンを消したら、真っ暗で目が慣れることはなかった。

翌2日もやはりふもとの施設で稽古ということで車で送ってもらい、レストランで普通に食事。
たまった洗濯物は劇場に業務用ランドリーがありそれで洗濯・乾燥していただいた。

稽古終わりに車で送ってもらったら、電気も水も復旧していて、私の被災生活は1日半で終了した。

 


わーい、電気だ、水だ!

いや、ここに来る前から心の片隅に一抹の不安はあったのだ。
南海トラフ地震が東海地方を襲うというが、私がいる時に来るんじゃないの?と。

これまで5分とか1時間程度の停電はあっても、生活に支障をきたすようなインフラの寸断は経験したことがないことが逆に怖かった。

これで一応は経験したことにカウントされるだろうか。

 


冷蔵庫は再び霜が解けて水浸し

今回は駿河区のうち100戸未満だけの停電で、その他は通常通りだったことが幸いした。

自室がダメならよそで借りればいいという状況だったので。
それでも電気・水道がない生活は不便ということは身に染みた。

 


最悪の停電の時に新幹線に乗ってくることになるとは

静岡県内にはいまだ停電中のところが数万世帯あるそうだ。
早く復旧するよう願っております。


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