公演のリハーサルで中盤から飛び出した言葉に「ノーツ」がある。
ノーツをさらにノートするためのノート(ブック)
「では、昨日のノーツを返していきます」
というふうに使う。
書き留める帳面、ノートは本来ノートブックだが、メモを書き留める綴り(ブック)でノートブックなのだ。
つまり、本人にフィードバックして(伝えて)いくためのメモがノーツということになる。
藝大入試のデッサンのためのイス
演出助手のユウ先生特有の言い回しかと思ったが、ヨーロッパなど海外の舞台の現場ではよく言うそうだ。
日本の舞台では「ダメ出し」と呼ばれる。
「ダメ」という言葉はとてもネガティブで相手を否定する作用があるので海外のそんな言い方を使うのかな?
そして山のふもとの関連劇場に行った時には、数日間のスケジュールが壁に貼り出してあったがそこには「ノーツ返し」という時間が正式に設けてあった。
自分が出る作品だけでなく、SPACでは皆が使っている言葉なのね。いわば公用語?
鳥貴族がタッチパネル注文になっていた
…と一瞬は理解したが、実は海外では舞台関係以外にビジネスの現場でもノーツという言葉は頻繁に使うそうだ。
「昨日の会議で気になったノーツを伝える」みたいな感じで使うらしい。
確かに、上司や先輩に何か注意されるにしても、「ダメ出し」と「ノーツ」(気づき)では気分が違う。
日本でもそういう表現の工夫はしていったほうがいいのかもしれない。
もはやわが家のペット、クモさん
あまりに周囲がノーツ、ノーツと言っているので、私もこれからうっかり「ノーツ」と言ってしまいそうだ。
けれども、日本の東京の一般的なビジネスの現場では全く使われていない。
相手が知らない言葉を使わないように注意しないとね。
相手に通じる言葉で伝えていくことはプレゼンの基本だから。
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