東日本大震災から8年。
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大塚駅付近の大規模再開発
あの日のことを忘れることはないが、なぜか今年は特にいろいろなことを思い出した。
テレビ局の中にいて…
揺れた時、女子ロッカールームにいて「ついに来た、今日死ぬんだ」と思ったこと。
防火シャッターが閉じて、スプリンクラーが作動したこと。
常備されている緊急衣装を着てキャスターがニュースを伝えたこと。
項目表をコピーする紙も時間もなくて書画カメラが登場したこと。
各所の長屋をイマ風にリノベーションしたのれん街
そして、
CMをはさまず3日間ずっと緊急報道態勢に切り替わったこと。
新聞から広告や終面のテレビ欄が消えたこと。
昔、日本沈没という映画があったが、今がその時なのかな?
日本が元通りになる日は来るのか?といった考えが脳裏をよぎっていた。
数日後にACのCMが入るようになってどれだけ救われたか。
きゃりーぱみゅぱみゅのデザイナーさんが手がけたとか
私の家族は誰一人欠けることなく、
家が被害に遭うこともなく、
ほんの数日生活が不便だった程度だ。
そして、日本の多くの土地は案外早く元通りの生活が戻ってきた。
私はと言えば募金をしただけで、この震災だけでなく水害等でも泥をかき出す、炊き出しのようなボランティアには参加したことがない。
3時間飲み放題が500円とは
震災直後はとにかく正確で最新の情報をテレビで全国の視聴者に届けることを頑張ったので被災者の役に立っただろうか。
8年の間に、本も数冊出て、行きたい場所に出かけ、踊り、おいしいものを数えきれないほど食べて、裕福ではないかもしれないが、何不自由なく生活できている。
同じ日本人なのに、こんなことでいいのかとよく考えるが、震災後はいろいろなことに感謝するようになったことは事実だ。
この「ba」ブランドが再開発を手がける
翌年だったか、局内で
「100年後に残したい映像は何?」というアンケートが実施された時、私は
「震災後のACのCM」
を挙げた。
そうだ、ぽぽぽぽ~んだった
CMを挙げた人は私だけだったようで、担当プロデューサーから返事が来た。
私はCMこそ平和の象徴だと思う。
CMをカットしてテレビ番組を録画できるデッキもあるが、CMが流れるということは災害でも戦争でもない証なのだから、CMのある暮らしに感謝したほうがいいのになあ。
私はいつもCMが流れている時代であってほしいと願っている。
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