昨28日は「ワークショップ スピリット」の実践報告会を聞きに八丁堀(東京)まで。
フローリング部分は2段の檀上 そこで話を聞いたのは初めて
主催はミミクリデザインというワークショップの専門企業。
こちらの社長の安斎勇樹さんが東大で書かれた論文を自分の研究の先行研究の一つにしているため、最新のワークショップ事情をキャッチしておかないとまずいと思ったので参加を決めた。
そう、私の研究テーマは、情報の視覚化のワークショップで、しかもそれをオンラインでやろうとしている。
①情報の視覚化(情報デザイン)
②ワークショップ(教育工学)
③オンライン教育(ICT)
と、私は常に3つの分野を気にかけていないといけないことになる。
立派な冊子も完成していた
今回は半年をかけて高額なセミナーでワークショップのスピリットとは何かを学んだ方々の修了式的な発表の場だった。
それを5千円の会費をとってやるというのだからすごい。
でも私もこれは5千円の価値があると思ったので参加したわけだが。
さて、そもそもワークショップとは私も上京後にふれた言葉というか、参加したのは15年前のコンドルズ ダンス ワークショップが初めてだ。
「教える人=師匠」と「習う人=弟子」が存在して、師が一方的に教えるのではなく、参加者が自主的に学んでいく形態のことだ。
四方にスクリーンのある内田洋行の会場
講師の一人も言われていたが、ワークショップの先生(ファシリテーター)には、学校教育のような免許や資格はないので自由で、なんでもアリ。
ただし、その自由をはき違えている先生も多い。
「あなたみたいな素人が、中途半場な知識で教えたら、習いに来る人が危険だから」というような方もいる。
そういえば、先生方が「安心安全」も何度も口にされていたことも印象的だ。
だって2-3回柔道をかじった人が”ちょっと教えてみようかな”と柔道ワークショップをやって、”首の骨が折れました”では怖いでしょ?
同じテンプレートで発表
ワークショップを運営していく側が習得する領域はさまざまだが、今回はスピリットに限定した講座だったらしい。
その先生がワークショップを行う時によりどころとする価値観は何か、自分自身に問い、最終回にそれを発表することになった様子だ。
ワークショップスピリットは一つではない。
AさんとBさんで違ってもいいし、Aさんも去年と今年で変わっていくべきものなのだとか。
講師の弾き語りまで飛び出した
意地悪な参加者が「あなた方の話を聞いても、ちっとも魂が揺さぶられない」と意見していたが、そもそもファシリテーターが”目の前にいる人の魂を揺さぶってやろう”などと考えていなければ、そんなことも当然なのだ。
参加者の魂を揺さぶることはワークショップの定義でも、必須要件でもないんだから。
各人が考える、絶対に譲れないワークショップの価値観を発表者の数だけ聞かせていただいた。
いわゆる「みんな違って、みんないい」だ。
この講座ではワークショップ対する価値観を考えられたようだが、ほかのことにも通ずるだろう。
私だったら、プレゼンテーションに対して絶対に譲れない価値観がある。
天野暢子によるプレゼンテーションの定義と言ってもいいだろう。
安斎さんは「理論と実践を一緒にやっていくことも重要」とも。だから私もきちんと理論が説明できるよう、今、大学院で学んでいるわけだ。
今回、もう一つ学んだことは、「言語化する」。
書籍では定義してきたものの、令和になって再度プレゼンテーション スピリットを言語化してみたい気持ちになった。
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