私にはやたら「一生に一度はやってみたいこと」がある。「フルマラソンを走る」はもう終わったが、「富士山に登る」、「相撲を見る」等のほかに「京都の床で食事する」というのがあった。
地方では京都はしばしば訪れる用事のある町で、四条の橋を渡るたび「あそこ(床)でご飯食べてみたい」と考えていた。初めて先斗町を通った時からだから20年以上は思い続けてきたことになる。しかも、夏の間しかやってない。
先月近くに行ったとき、一見さんお断りといっても店頭にリーフレットが出ているような店は入れるのだろう、しかも昼ならそこそこ安いはずと目星をつけてきた。その店が「眺河」さんだ。
「GEAR」を見た流れで3人の友人に付き合っていただき、床ランチに繰り出した。正確には床ではなく、テラス席という名の桟敷だ。私は知らなかったし、予約してくださった京都の方もご存じなかったが、川床はどの店も昼間は営業してはいけないという決まりだそうだ。
どうしてなのかな?と不思議に思ったが、その理由は2階のテラス席に通されて分かった。屋根のない桟敷は直射日光を浴びてじりじりと暑い。私たちがついたテーブルも目玉焼きが焼けそうなほど熱くなっていた。慌てて、日陰に席を移動してもらったのだが、あのまま2時間ほど直射日光にあたっていたら脱水症状で救急搬送のお客さん続出かもしれない。
鯉が泳ぐ川のほとりの日陰で昼間からいただくグラスビール。大人にはこれくらいのぜいたくは許される。若い子はちょっと床には誘えませんわー。
お付き合いくださった京都のお友だち、ありがとうございました。
次は、宵の床にまいりましょう。
■日刊ちょいスポ(No.1912)
「木戸初V」
女子ゴルフ、サマンサタバサ・レディースでプロ5年目の木戸愛(22)が通算14アンダーで初Vを飾った。5年目にしてやっとということで、ここまで辛抱した彼女を祝福したい。それとは別の驚きは、サマンサがゴルフ大会のスポンサーに発展していることだ。相当儲かっているんだな。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2672号】