自粛要請が出て、緊急事態宣言まで出た東京で、断固として休みにしない人がいる。
ステイホームのため早朝から料理作り置き
友人が通う習い事のレッスンだ。
ダンスジャンルを出すとすぐに特定されてしまうのでここには書けないが、日本人なら誰でも知っているショービジネスを引退した方が教えるものになる。
今秋、発表会があるため、先生はそのレッスンを休みにしてくれないのだそうだ。
趣味で習うダンスなど不要不急の代表格だろう。
生徒さんは自主的にレッスンを休まなければ、窓の開かないスタジオで、汗をかきながら、人と人の接触がたくさんある振付を、大人数で繰り返すことになる。(3密状態の極み)
3月末にいただいた花がまだ元気に咲いている
さまざまな立場の人が何を言ってもやめてくれないのだとか。
今は劇団四季も宝塚もディズニーランドもサンリオピューロランドも休みよ。
ミュージカルの本場、ニューヨークのブロードウェーすら全館休演なんだから。
かの宮本亜門さんも、星野源さんも自宅で過ごしているというのに。
これらのもの以上に価値ある発表会なんかないわっ!
その先生は長年プロとしてステージに立ってきたのでプロ意識のつもりなのかもしれないが、プロというのは見にきてくださるお客さまの安全を第一に考えられる人。そして支えてくれる周囲のスタッフの安全も考える人。
在宅ワークだと昼食も自分で作って食べられる
プロではない生徒の健康、安全を優先できない人は、教える資格なし。
そんなのはとうていプロの舞台人とは言えないわ。
今、医療の最前線で働いてくださっている医療従事者の使命感とは全く異なるプロ意識だ。
コンドルズ・近藤良平先生…公演もレッスンも中止。
RISE・TAKASHI先生…スタジオを閉鎖し、出張レッスンも休止。
(その代わり、動画を送ってくださった)
インド大使館・安延佳珠子先生…オリッシーはZoomによるオンラインレッスン、公演は中止。
私の身近にいるプロの舞台人はこんな対応をされている。
近所にゲストハウスらしきものができていた
くだんのダンスの先生は自粛要請が出ても「コロナウイルスなんか踊って吹き飛ばしましょう」とか言っているそうで、本当に嘆かわしい。
コロナウイルスだけは根性や気合では退治できませんよ。
こういう方は、自分が感染するか、生徒が感染するかして、命を落とすまで気づけないんだろうなあ。
私が何かを習う、学ぶ時は「その道でトップの組織、トップの指導者」ということを考えてきたが、これからは「メンバーの安全を第一に考える組織や人」という条件も加わりそうだ。
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