コロナ発生前(ということは去年?)に区内のとある洋食店に行ったときのこと。
後期高齢者までステーキに誘導される店
私は一人て初めて行くので、何にしようかな?と考えていたら、おかみさんが
「うちは初めて?じゃあサービスのステーキ食べてみる?」
と言われるので、それに従う。
どうやらその店ではランチタイムにくるお客さんはみんなステーキに誘導されているようだった。
確かな洋食店 夜また行ってみたい
外食、特にランチは一人のことがほとんどなので、大概は松任谷由実か私かというくらい、周囲を観察し、聞き耳を立てている。
その時、私の前に座ったのはリタイア世代と思われる男性3人。
会話から同級生らしいとわかる。
年金がどうのこうのと話されているので、64歳から65歳なのだろうか。
ただ、見た目はかなり違う。
お顔はモザイク処理
明らかに老人に見える人と、話さなければ50代前半に見える人がいる。
皆さん、実の親や妻の親の介護が大変なのは共通だ。
65歳の息子の親御さんは今おいくつなのだろう。
妻のきょうだいが面倒をみているが、骨休めで月に2泊3日はうちで世話をしている。
息子家族と同居していて光熱費ほかで毎月赤字だ。
妻はまだ働いているので、毎朝、駅まで車で送迎している。
孫の保育園の送迎がある。
そういう時代なんだ
「だから昼間は飲めない」と言って、3人でステーキにジョッキの生ビールで乾杯。
うん、なるほど、60歳で定年した後の男性はこういう暮らしぶりになるのか。
一人の口から出たでのわかったが、この3人の定期的な昼飲みは『無職倶楽部』というらしい。
無職倶楽部の定例会は昼限定なら会費3千円もあればいいので、気分転換にはいいだろう。
ただし、共通の話題は孫のこと。
礼ちゃんの観察力もユーミンと並ぶ
親は皆に平等に存在するとして、子や孫の話になるなら、定年後の集まりも厳しいなあ。
自分の同級生男子を見回しても、ずっと独身、当然、子も孫もいない人は結構いる。
離婚して独身の人もいるよね。
彼らがこんな集まりに行ったら、つらいに違いない。
もしくは、おもしろくない?
89歳でゴンドラ会社社員の先輩を見習いたい
年をとって孫自慢ばかりになるなら、仲がよかった友だちと会っても楽しくないだろうなあとは思っていたが、おばあさんだけじゃなくて、おじいさんもなの?
おそらくは、同じ高校は大学の同窓生でも50代以降は、子や孫がいる人、いない人で集まる顔ぶれが違ってくるんじゃないのかな。
10年後には、人口の4分の1は独身世帯になるから、その時はまた新しいサービスが出てくるね。
いや、私がそのサービスをデザインしたい。
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