ここ数年の大学での学びも一段落。修了した後だから話せることを数回にわたり残していきたい。
(これから丸々1年あるけど、これは気楽にやっていく)
近所の紙幣工場はちびまる子ちゃんの学校みたいな外観
東京都市大学の故・清水由美子教授に
「あなた、博士を取りなさい」
「東京藝大を受けてみては?」
と言われたのは2016年夏のこと。
当時はは?という気持ちしかなく、ポカーンとしていた。
が、先生がおっしゃるなら、見込みがあるのだろうと、受験を決意した。
が、当該の教授の連絡先を調べるところからのスタートだ。
当然ながら、メールアドレスなどが公開されているわけではない。
まずは大学の住所にお手紙を出してみた。
これもプレゼンテーションの最初の一歩になる。
(大学院というところは書類を提出して受験できるものではなく、指導教官の許可がいる)
そこでなんとか先生にお会いできることになり、年末には受験の書類を取り揃えて出願した。
銀座のポスト なぜ寂しい灰色に?
が、教務からメールが来て「今は出願期間ではないので受理ません」ということだった。
私が見ていたのは海外からの応募者の場合で、国内からはその2週間後くらいだった。
返送されたのか、取りに行ったか全く覚えていない。
書類や作品などを速達書留で郵送すので、かなりの額になるが、違う時期に郵送すればいいだけなら簡単なので再度郵送した。
自分の締め切りが先に終わってて、後からが海外だとしたらアウトだった。
期日の勘違いが逆でなくて本当によかった。
広島の同級生のLINEグループに入ったら
みんな広島弁のスタンプを持っていてくやしい
実はそのグループは私が作ったらしい(記憶喪失)
そして、もう1回メール連絡が来た。
「あなたは受験資格がないので、受理できません」。
理由はわからないが、その旨を教授にメール連絡した。
ある意味、ここに人生をかけてたので、私はここでオワリなんだ…。
落胆なんていう生やさしいものではなく、号泣。
一晩泣いて過ごした。
そして翌日、先生が教務に事情を確認してくださった。
大学院の研究生というのは大学院修了が応募の要件。
私は大学院を修了しておらず、修了証明を添えていなかったため却下となったそうだ。
ただし条件には特例があり(文書として明記されている)、それまでの作品や研究等で大学や指導教員が、大学院修了と同等を認めれば受験できるのだ。
ヴィドフランスのフランス弁当をやっと買えた
私の場合、志願先の先生がその特例部分を認めてくださって、出願受理となった。
人生の終わりの勢いで大泣きしたが、結果的には2017年の3月下旬に合格通知をいただいた。
これは教授の教務への確認・働きかけがなくして絶対ない通知だったので、一生感謝し続けたい。
退官後とは言え、先生にご迷惑がかかってはいけないので、ここでは先生の氏名は伏せます。
ありがとうございます。
そして、大昔に大学を卒業した私に出願に必須な推薦状を書いてくださった清水先生、
ありがとうございました。
これから流行の予感 なんて素敵なコピーなんでしょう
このように、大学院に2回も不合格の危機が訪れた私。
大学院とは、手続きだけであっけなくアウトになる落とし穴が、たくさん潜んでいる。
本当にたっくさん!
今から挑戦しようという方は十二分にご注意お。
かくして、私は中学3年(15歳)以来、実に40年ぶりに美術の勉強をスタートすることができた。
(つ・づ・く)
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