週刊誌は年々少なくなってきている。
完全に60歳以上のみが対象の広告
パッと思いつくのは週刊文春、新潮、ポスト、現代、そして女性自身、週刊女性、女性セブンくらいだろうか。
私は年に一度、買うか買わないか程度の購読率だが、新聞に出ている広告でおおよその内容はわかる。
男性誌のほうは「定年」「老後」「健康」「資産運用」などの言葉が躍るので、読者は60歳前後なのだとわかる。
女性誌はコンビニのっ雑誌コーナーに立てかけてあるものの表紙を見る程度だが、先日は「60歳以上は2階に寝てはいけない」という見出しを見かけた。
うすうす気づいてはいたが、女性誌も60歳以上がメインターゲットなのか。
これらの広告は痛いところがある人には響くのだろう
そして、新聞も”広告の高齢化”が止まらない。
お墓、サプリ、老人ホーム、シニア向け家電…等々。
そして、宅配の新聞に折り込まれてくるチラシも同様だ。
広告業界自体が斜陽産業になりはしないか
定年後のお父さんは新聞を隅から隅まで読むのが日課と言われたりもするが、私はそこまで読まないまでも一応パラパラめくって”見て”いる。
子どもの頃から家では朝日と地元の中国新聞をとっていたし、上京して一人暮らしになっても購読していて、結婚してもやはり新聞購読を続けているだけだ。
それなのに、最近の新聞を読んでいるといやでも自分がお年寄りになった気分になる。
脱脂粉乳は60歳以上の人にしか通じない
子どもの時から朝日なので、ほかの新聞は知らないが、おそらくは似たり寄ったりだろう。
これでは本当に、新聞というメディアが高齢者だけのものになってしまう。
大学卒業後、私の最初の仕事は広告代理店の新聞・雑誌担当だった。
当時は花形職業だったはずだが、今は代理店の中でも人気がないのかもしれないね。
アパレル通販もザ・ミセスなものが中心
これはどげんかせんと!
新聞というメディアは自分が気になる分野以外の情報も載っていて、新しい知見を与えてくれる。
読み終わった後の新聞紙だって、本当にさまざまな使い道があるしね。
私が大学生だった頃は、(朝日)新聞は富裕層、知識層への訴求ができるということがウリだった。
そこには老若男女が含まれていたはずで、仮に学生までに読んでいなくても、社会人になったら新聞くらい読むのが当たり前だったのだ。
個人的にはシミ・シワに興味がない
私が考えることでもないが、今どうにかしないと新聞と言うメディアはなくなってしまう。
今の10代20代が急に新聞を購読することはないだろうから。
あと30年でどうにかしないと、今の読者が全員亡くなったら書籍も含めて紙媒体は消滅だ。
そして、ラジオとテレビも同じ運命にある。
好評発売中!
プレゼン・コンシェルジュ
天野暢子の辛口web日記は
ただいま【5508号】
メールマガジン【完全希望制】
「“秒速で直感!”天野暢子のプレゼン通信」
PC http://ur0.work/qnMo
モバイル http://ur0.work/qnMr