けさは月に一度の朝食会で、60代女性の話になった。
楽天もシニアビジネスに乗り出している
60代というのは人それぞれ、そして時代によって生き方が変わる年代だと思う。
私も年が近いので、60代の知り合いは多いが、それは明らかに50代とは違うと感じている。
一般的に、子どもは成人して子育て終了、親の介護も終了、おまけに仕事も定年で終了。
それなのに、体は元気。
だから、やりたかったことを思う存分やりたいという人が多いのだ。
人口が多い年代を狙うのが正しいマーケティング
その人たちのやりたいことを制限する権利など他人にはないが、よく観察していると周囲に迷惑をかけていることが多いのだ。
それを朝食会のある参加者は「(あの方は)変な行動力があるんですよね」と評した。
そばで大きくうなずく私。
”行動力がある”とは本来は長所、誉め言葉のはずだが、変な行動力となると周囲に迷惑となるニュアンスが加わると気づいた瞬間かもしれない。
自分より年上の男性(70代以上)にはキャピキャピ対応するので、「ギャルギャルしてるんですよ」とも言っていた。
(例:やだー、タナカさんったらぁ…と体をタッチ)
これも大いに納得だ。
寂聴先生は愛されシニアだった
変な行動力とはどういう感じかというと、たとえば、本人が「アルプスに登りたいと思って予約してきちゃったー、明後日出発よ」などと言い出す。
そうしたら、山で遭難した、転倒して骨折になって入院〇か月みたいな展開になるようなことだ。
また別のたとえをしてみると、本人が「久しぶりに皆でわいわいやりたいから、書道サークルの仲間の飲み会を企画したわよ」とやっていたら、コロナのクラスター発生。
サークルの先生や、会場を貸している公民館の職員さんまで責任を問われて進退問題に発展するとか。
カラオケに行って「私、今日は思いっきり歌いたいからどんどん曲を入れるよ」とその人ばかり歌っていたら、ほかの人は永遠に歌えない。
これが一番わかりやすいたとえかな?
眞子さんって寂聴先生に似ている気がするわ
人生は一度きりだから、やりたいことはできるだけやったほうがいい。
でも、それは誰かを傷つけたり、誰かに迷惑をかけないならという前提がある。
先輩方の背中を見ながら、「こういうことをやっちゃアウトなんだ」「あれをやったら若い世代がイヤな顔をするんだわ」と日々勉強させてもらっております。
ありがたいことに、10人に1人くらいは背中を追いかけたい素敵な先輩もいらっしゃるのが救いです。
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