最近ちょっとした知り合いの若い女性が起業し、無料の個別相談をやっているとブログで告知していたので、先日申し込んでみた。すると「あなたの相談の場合、こちらの有料セミナーのほうですね」と彼女のセミナーに誘導された。無料相談はおとり広告だったのか。
私は個別で無料だから申し込んだのであって、大勢の中の一人で有料なら参加する気はない。「じゃあ、結構です」とメールで返信したが、それっきり連絡はない。「今回は残念ですが、今後ともぜひよろしくお願いします」くらいのメールは出さないかなあ。
勉強中のコーチなら相手を何十人も探してマンツーマンのセッションをやるし、ダンスの無料レッスンもティーチャートレーニングといって、やはり教える側が指導に慣れるために受講料を取らずに来ていただく。つまり教育実習というかインターンだ。
彼女が顧客との面談に慣れるために当初はお金をとらず練習、もしくは様子見しているのだと思った私は「スタートしたばかりなら、練習台になってあげてもいいかな?」と申し出たのだが、私からしっかりお金を取るつもりだったらしい。
「意地が悪いにもほどがある」という見出しが私に刺さった
ちょっとした知り合いというのも、以前彼女のほうから全く面識のない私に連絡をとってきたのに対し、私が「無料で」相談にのってあげたことがある関係だ。私の時間は奪っておいて、自分の時間は有料ですというのはあまりに勝手だろう。その他大勢にはやってもいいが、アドバイスを仰いだ私にだけはそれやっちゃまずいわ。
面談してもらうなら、その喫茶代は負担して手土産も持参し、彼女のビジネスをブログで紹介してあげようとも考えていたのに。彼女の信用はゼロどころか、マイナスに転じた。せめてブログに「無料にならないケースもございます」と注意書きを出しておかないと、詐欺と言われても仕方ない。
彼女のビジネスは長続きしないとみた。最初はタダでも良質なサービスをしてキーマンにクチコミしてもらえるようにすべきだろう。私が氏名を挙げて「この女は無料といって、人をおびき寄せる詐欺師です。皆さん近寄らないように」と、ふれまわってもおかしくない。
(ちなみに報道の世界では「女性」ではなく「女」と言った時点で犯人を意味する)
私は彼女と真反対で「あの人はズルい」と言われることを最も嫌う。金銭面は特に。“ズルいと勘違いされたら困るから、ここは自分の財布からお金を出して皆に示しておこう”などと考えるタイプなのだ。商売をしていようが会社員だろうが主婦だろうが人間は「信用第一」だ。
お嬢ちゃんは自分がどう見られるか考えて行動したらいいのになあ。
実名を出さないだけでもありがたいと思いなさいよ。
本社が宮城県に移転したんだったね
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2788号】