Quantcast
Channel: 【日刊 ノボちゃん】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

NHKのアナウンサーはAI

$
0
0

先日、NHKのお昼のニュースを見てびっくりした。

 

舞扇にチー坊、入手が厳しいものはほぼメルカリ調達

右上のサイドテロップに「AI自動音声でお伝えしています」と出ているのだ。

アナウンサーって、最もAIにすげかえられにくい人間的な仕事だと思っていたが。

 

右上の部分にAI自動音声だと出ていた

驚いたのは、公共放送のNHKが日本で最初にやっていることもだが、なめらかで全然違和感がなかったことだ。

「NHKがAIアナウンスを始めます」という告知やニュースを見たこともなく、急に出現した感があるが、皆さん、ご存じでしたか?

そう、ニュースはアナウンサーだけが読み上げているわけではなく、リードと呼ばれる最初の15秒ほどを画面に映っているアナウンサーが読む。

 

その後は完パケと呼ばれる編集したビデオなら中のアナウンスはほかのナレーターがやっていたり、生放送でもテレビに映っていないナレーターが読んだりしているのだ。

 

うーむ、アナウンサーとナレータ―の存在意義がどんどん薄れていく

そのメインでない部分をAIアナウンサーが読んでいた。

ただ、私も最近、AI音声は結構なじんできていた。

特にSNSやYouTubeに出てくる広告の音声だ。

主に、中国の製品CMを日本版にするという時に使われていることが多いと思う。


欧米製品のCMに使われているのは見たことがない。

 

こちらは女性の声

全く違和感はないのだが、日本語の特殊な読み方に対応できてない箇所があって、そこで初めて気が付く。

「体重50キロ以上の
(いじょうのかた)と読むべきところ(いじょうのほう

1日で見違える白さになります」
いちにちで)と読むべきところ(ついたちで)

 

…みたいな読み間違いが続出だ。

 

こちらは男性の声 AI音声に男女の別は必要?

 

前後の文脈から正しく読む人間って素晴らしいなあ。

けれども、この読み間違いは正しく指示を出せば直っていくだろうし、機械の側も学習していく。

そのうち「昔はニュースって人間が読んでいたんだよ」という時代が来るのかもしれない。

”大学生がなりたい”華やかな職業ではなくなっていくのだろう。

 

自動車事故ではねた人、はねられた人の年の差は10歳ほど

昭和時代にはバスの車掌さんが女の子の憧れの職業だった時期がある。

新幹線の食堂車のウエイトレスさん、ワゴン販売も絶滅職業だ。

さて、リアルな人間のアナウンスはいったいいつまで続くだろうか。


好評発売中!

 



プレゼン・コンシェルジュ 
天野暢子の辛口web日記は
ただいま【5621号】

“秒速で直感!”
【天野暢子のプレゼン通信】は
第1木曜・第3木曜投稿!
https://note.com/epresen


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>