サッカー、ラグビーにさっぱり興味のない私だが、昨日はサッカー日本代表とシリア戦がテレビ中継されないというニュースに注目した。
テレビ局近くの駅はクリスマスの準備
放映権が高騰しすぎてテレビ局が放映できなかったというのだ。
それは仕方ないことだと思う。
若い世代を中心に、「テレビなんか見ない」「オワコン」などと言うが、サッカーやラグビー、五輪の人気種目の時だけ”タダで”テレビ放送を見て、「感動をありがとう」と言うのはおかしいよ。
災害が起きたらまずNHKを確認しよう(映像はほとんど見えない)
テレビ局の人たちは、見られても見られなくても、一年中、海外と放映権の交渉をしたり、それをまかなうスポンサー探しをしているのだ。
テレビ局側では、英語や法務に長けた人材を高給で抱えていたりする。
イベントがあってもなくても、災害があってもなくても、人材を抱えてさまざまなことに備えているのだ。
クマ出没のニュースがなければ防備もできない
私は自宅でいる際は常にテレビ(ほぼ日テレ)をつけっぱなしにして
音だけ聞いても、内容がわかる伝え方になっているのだ。
知り合いが住む町内にもクマ出没
たとえば、最近ホストによる高額の売掛金を理由とする犯罪も増えているが、ウリカケキンと言われてもわからない視聴者は多いだろう。
そのために、冒頭で「ツケにあたる」と説明を加えていた。
ツケにあたる売掛金
体調の異変を訴える人が続出の大麻グミも、本来の薬剤名はあるはずだが、それを伝えてもわからない。
そこで、通称である意味の「いわゆる」を付けて、大麻グミと紹介していたりする。
いわゆる大麻グミ
同じニュースで各社の冒頭(話し始め)を比較してみると、他社ではその説明補足がないので、日テレ独自の文化、伝え方なのかもしれない。
その伝え方に慣れると、ほかの報道が不親切に感じられて仕方ない。
経済ニュースはフリップは使わずほぼモニター説明になっている
そして、調べていくうちに、最近はNHKが外国人向けに「やさしい日本」のニュースをやっていると知った。
NHKもわかりやすい伝え方を頑張っている。
やさしい日本語のニュース
年に2-3度だけタダでテレビを見ようとして、見られないからと言って文句を言うものじゃあい。
まずは、地上波がタダで見られる仕組みを理解しよう。
NHK早朝のニュースはAIアナウンスになっている
そして、その仕組みを維持するために、どれだけ多くのスタッフが奮闘しているかも理解してもらいたい。
日々、タダで見られるテレビに感謝しよう。
テレビ局とそこで働くエッセンシャルワーカーをリスペクトしよう。
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