2024年、初めて体験してみて、気づいたことがある。
国泰寺高校サイトより 入学式後の応援指導の様子
(昔ながらの日本の)応援団の元は空手なのではないかということ。
股を割って、四股を踏むような姿勢を取る。
片手ずつ、拳を前に突く。
挨拶は「押忍」(おす)。
少林寺拳法では挨拶は「押忍」とは言わず、合掌なので、押忍は空手特有のものだ。
武道とダンスの両立生活
そして、応援団でも押忍と挨拶するし、団旗にも押忍と書いてある気がする。
なぜ、そんなことを知っているかといえば、今をさかのぼること46年前。
広島県立広島国泰寺高等学校に入学すると、事務的なオリエン(説明)の後、各部活の説明などに先駆けて応援練習がある。
https://www.kokutaiji-h.hiroshima-c.ed.jp/zen-club_shokai/club-ouendan.html
羽織・袴の応援団員が竹刀を持って、新入生に応援指導をする。
事情を知らない、前月まで中学生だった十代は大いに震えあがるのだった。
公立の学校でそんなことが許されるのも不思議だが、伝統とはそういうことなのだろう。
ポーズ、動き、挨拶がシンクロしている
各クラスから強制的に(PTAの役員決めのように)応援団員が招集される。
高校野球の地区予選とサッカーの予選は全校挙げて応援に行くが、その指揮を取るのが応援団員だった。
全校挙げて…なので、私も応援方法は知っている。
三三七拍子、レッツゴー拍子など。
https://youtu.be/hqRzIeVmfYI
だから、空手の最初の突きを習っていて、”ありゃ、これはいつかやったことがあるような…”と思い出したのだ。
ちょっと休憩となっても、周りで「押忍」「おす」言っているしねえ。
高校に空手部はなかったので、その関連について気づいている人はいなかったかもしれない。
https://youtu.be/OyNcJEEiZpY
もし気づいた人がいるとすれば、町の道場で空手を習っていて、応援団に入った団員だけだろう。
高校卒業後、大学の空手部に入っても気づくかもしれない。
おばさんたちのスタンプが欲しいなと思っているおばさんがここに
羽織袴にボロボロの学帽式の応援団、全国の旧制中学から続く高校にはありました。
(盛岡一中後継の盛岡第一高校など)
残念ながら、わが母校でも応援団は消滅し、チアリーダー部などにとってかわったそうですわ。
応援団だけはなんとしても残すべき伝統だった。
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