ダンス&コント集団「CGMix」(シジミックス)写真公開 第2弾。
10月末の公演には「ZOUK立ち話」という演目があった。あるとき、ZOUK(ズーク)というブラジルのペアダンスにヒントを得て、ラテンの音源により、ラテンのステップで、触れそうで触れないコンテンポラリーな動きを即興でやったらおもしろいんじゃないかとひらめいた。即興なら振付を覚える必要もない。
それをメンバーに伝えるために、D’BLACKというブラジル人アーティストの曲をかけて「こんな感じでこうやって、こんなふうにからんで…」と踊りながら説明していたら、“会話しながら動くのがおもしろい”と言われ、“セリフは井戸端会議みたいな内容がいい”という展開になった。
大筋は決まったものの、そこから先、ストーリーが決まらない、決まらない…。軽く10話は案が登場しただろうか。途中から私は何がおもしろいのか分からなくなり「決めてくれたら、それを丸暗記してやる」と言っていたが、結局当日までセリフが確定することはなかった。つまり、インプロ、アドリブですよ。日本語で言えば即興。演劇未経験者にそんな無茶ぶりされても対応できかねます。「素人がぶっつけ本番でやって成功するわけがないでしょうが」って、プレゼンの天野先生がよく言われてるよ。
D’BLACKには2010年に一度会ったことがあるが、歌のトーンやブラジル音楽界での位置づけが日本における久保田利伸だと思う。ZOUK立ち話に使った曲は、その時のライブで私がアンコールにお願いしたメロウなバラードなのだ。真剣にセクシーカッコいい系を目指していたのに、奥様コントになるとは…。(最終的に本番は家電量販店での店員とヤな主婦のかけあいに)
久保田利伸の「Missing」でコントをやろうなどと考える日本人はいないのと同様に、D’BLACKのバラードでコントをやろうというブラジル人もいないと思う。本当に申し訳ない。
今回コレをやってみて分かったことは、ZOUKのステップはやったことがない人にとっては非常に難しい。いや、ラテン系のステップ全般が難儀なようだ。それに気づけたことが最大の収穫だ。
再演をやるときには、これは全く別の設定になるはずなので、東京公演はぜひ見に来てください。
■日刊 ちょいスポ(No.1699)
「レスリング代表 内定」
レスリングの日本選手権。女子48kg級で小原日登美選手、男子フリースタイル66kg級で米満達弘選手が優勝し、ロンドン五輪の代表に内定した。まだ決まらない階級もある。連覇もいいが、北京五輪には出てない選手も代表に決まってほしい。
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ただいま【第2729号】