何事もなく片付き、今だから言える話を一つ。
キナバル山登頂旅行では、間際まで出発が確定しなかった。ある金曜日の午前中に、HISの担当者から「催行が決定しました」と連絡が入り、代金の請求書もメールで届いた。当日中に振込しなければいけなかった。
13時に巣鴨で人に会う予定があり、その前に終わらせなければ…と最寄りの銀行店舗も検索して外出し、無事入金できた。が、日曜日に伝票を見直していて心臓が止まりそうになった。振込先が「ミツイスミトモカイジョウアイオイセイメイ」になっていたのだ。
振込先、マ・チ・ガ・エ・テ・ル…。
が～～～～ん！！
指定口座が三井住友銀行だったので「ミツイスミトモ…」と表示されても、不思議に思わなかったのだ。よくよく見るとHISの口座は「777xxxx」で、三井住友海上さんは「77xxxx」で、「7」が1つ足りなかった。
月曜は朝一番でまず本来のHIS口座に費用を振り込んでから、三井住友ATMの直通電話から電話をしてみた。すると、窓口に行き、手続きをすれば戻ってくるという。ただし、銀行印が必要とのことで、いったん帰宅して王子の支店に出向いた。
手続きには印鑑と身分証明書が必要
窓口の方に「三井住友グループの会社ですからお金が戻ってこないなんてことはないですよね？」と尋ねたら「はい、組戻（くみもどし）のお手続きですね」と事務的な回答。「手数料が630円かかりますが…」。いやいや、630円で20万円近いお金が戻ってくるなら喜んで…。パソコン画面を見ながら「HISと三井住友海上の間違いはよく起きているケースみたいです」とも言われた。
というわけで、生まれて初めて「組戻」なる手続きを依頼することになった。
間違えた相手が三井住友系の大企業で良かった。悪質な相手だと返金されないこともなくはないそうだ。これは振り込め詐欺等の犯罪とは一切関係なく、ただ単に私の画面操作ミス。
こんなことを出発前に話したら、皆さんに心配をかけるので無事帰還後に…と今日まで温めてまいりました。
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キナバル話 まだまだつ・づ・く…
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2977号】