あなたの町にもある女性だけの30分フィットネス「カーブス」。うちの町内にも大通りから裏に入った場所にあったが、昨年のクリスマスイブに本郷通りに面するすぐ近所に移転してきた。
費用がいくらかは常に不明
体力測定や簡単なマシントレーニング、体操などをやるところらしい。友人が以前ここでインストラクターをしていて、「見学に行ったらしつこく勧誘されるから行かないほうがいい」とウラ事情を教えてくれたので、気にはなっても体験レッスンには参加したことがない。
私が「必須情報が入っていない資料」の例としていつも挙げるのがカーブスだ。チラシやポスター、webサイトに会費が表示されてないのが、いっそう不安を駆り立てる。いくら効能やメリットを並べても値段のないものは意思決定できない。何かウラがあるんだろうなと思わせる典型がカーブスなのだ。
元インストラクターによれば月会費は数千円(1万円未満)らしいが、それならそうと最初から明記しておけばいいものを。施設の中は見えないようにしてあるし、普通は何十万円もとられるんじゃないかと身構えるだろう。私は長いこと、老女を狙ったナントカ商法だと思っていた。
中が見えないので様子は分からない
先日前を通りがかったとき扉が開いたので中が見えたのだが、平日の昼間におばあちゃんがぎっしり。元とんかつ店だった場所に30人ほどがひしめいていた。
チラシには「女性限定で40~85歳」と書いてあるが…、ママチャリで乗りつけているのはどう見ても65歳以上、ボリュームゾーンが70代といった感じだ。40代、50代の方はいないのでは?
この方たちは毎日ここに集まっておしゃべりするのが楽しいんだろうなという推測が容易にできた。私など同じ筋トレなら区立の体育館ジムで、イケメンビルダーたちと一緒に運動するほうが楽しいので、まだまだ茶飲み友達とのふれあいをよりどころにする域には達してないようだ。
これにも費用のことは一切書いてない
けれども、ふと考えた。70代になって1日30分でも毎日行ける場所があるのはありがたいのではないか。そこに行けば誰かに会える。夫に先立たれ、子どもが独立して一人暮らしという女性でもそこに行けば会話ができるのは生きがいにもつながるだろう。何日も姿を見せないと、誰かしら心配して連絡をとってくれるかもしれない。
そういう意味で、この施設は新しい独居老女見守りサービスと言えるのではないか。
私も自分の心身が心配になったら入会して「私が○日姿を見せなかったら、ここに連絡してください」とお願いしよう。おめかしの必要もなく、つっかけ履きで行ける近さなのがいい。
大通りに移転してきたよ
でも入会は70代になってからで十分だろう。それまでは自分でトレーニングして踊っているはずだ。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3280号】