最近、事業家、起業家からのメルマガにメンターがしばしば登場する。メンターとは、助言者、指導者、恩師などと訳される。企業では新入社員に付く先輩のような意味合いで使われることが多い。
「今の私の成功があるのはメンターの○○さんのおかげです」と言って、そのメンターが主催する高額な講演会、コーチングなどをメルマガで紹介して誘導するのだ。おそらく、「お前のメルマガでも集客せよ」という指令がメンターから来るのだろう。
北区中央図書館カフェ外のテラス
メンターっていつから"高額なお金を払って何かを教えてもらう人"になっちゃったんだろう。
私が最初にその言葉を耳にした時、おそらく10年ほど前には、それこそ”お手本にする会社の先輩”という意味合いで使われていたはずだ。
今、私が”あなたのメンターは誰ですか?”と聞かれたら困るかもしれない。指示を出す上司でもなく、先輩となると…。
最後の勤務先を退社したのが8年前。その会社では社長こそ年上だったが、上司でさえ年下女性で、先輩はいなかった。むしろ、転職する際には面接で「若い人たちの手本となる行動をとります」と言ってきた。
何百人もいるスタッフの隅々まで目を配り、震災報道での陣頭指揮には目を見張るものがあり、"手本としたい上司像"という意味では、日テレのサカマキ局次長くらいだろうか。そのお方とて、お年などうかがったことはない。
図書館の割におしゃれな空間
あえていうなら、「占いラボ」を主宰される古澤先生か、3か月だけバイトした会社の牧社長だろうか。この方々の言うことなら、一も二もなく従う。ところが、お二人とも数年会ってないような状況だ。
私が誰かのメンターってことじゃダメなんスか?私が後輩にアドバイスするとして「100万円ください」とは言わないけどな。
天井が高い(暖房効率は悪いかも?)
学生時代はずっと運動部だったが、部活でも会社でも、先輩とは無条件で従うもので、先輩はあれこれ教えてくださる上に、おごってくださるのが常だった。50万、100万と取って教えるのはメンターでも何でもなく、稼ぎネタの一つに過ぎない。
メンターとは若手が「あの人を師匠と決めて学んでいこう」と心の中で思うものであって、メンターが「私があなたのメンターをやりますから、100万円ください」と言ってお金を取るものではないはずだ。
仮に私をメンターと思ってくれる人がいたとしたら、タダ!!!
昭和の体育会部員はそういう気質で鍛えられてるんだから、しょうがない。
クリームソースのオムライス
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3333号】
なんと↑「3並び」 「4並び」までの道のりは遠い