ミャンマー人の知人と会うことになり、「おもしろいものがあるから有楽町まで来ませんか」と誘われた。
当該店の外観(かまぼこ型のガードが有楽町を象徴)
"外国人がおもしろいと思う日本のものって何だろう?"と、その方が気になり、有楽町まで行ってみることに。
それはタイ料理店だった。その人もタイ人の知人から教えられたものの、いつも満員&行列で入れないので、夕方なら入れるかも?と考えたそうだ。
当該店は内部もかまぼこ型
タ、タ、タ、タイ料理ですかーっ?
パクチーだめ、ココナツミルク嫌い、辛い物好きでもない私にとって、タイ料理しかない店は罰ゲームか拷問に近い。
生まれて初めて行った外国がタイで、水か料理か何かに当たって、ひどい下痢と高熱になった。皆が夜の町に繰り出している時に、バンコクのホテルで一人寝ていた苦い経験までもがよみがえってきた。
そもそもエスニック料理が得意でないので、会合の店がエスニック料理店だと、最初から参加しないことにしている。仕事関係の忘年会がベトナム料理店で開催された時も「お金を払って嫌いな物を食べにいくのはもったいない」と「その日は予定がありまして」とお断りしたりした。
生まれ育った広島には外国料理なんてなかったんだから仕方ないよー。
でも、タイの隣国ミャンマーの人が勧める東京のお勧めタイ料理なら、私に置き換えると和食店のないモロッコでなんとか見つけた中華料理みたいなものだから、この際行っておかないと。せっかくのご厚意に応じるのが日本人というものだろう。
という経緯で、なんと丸ン十年ぶりに、タイ料理しかない店に入った。プーケットに本店のある店らしい。
いつも満員というが、その理由はすぐにわかった。スタッフが少なすぎるのだ。50人ほどの客に対し、ホール2人、調理2人でやっているから回転率が非常に悪いようだ。メニューが数品のラーメン店のような形態ならまだしも、品数が多すぎる。
シンハー以外はチャン、ラッパ飲みが主流だ
自分の意思で注文したのは、シンハービールと、エビすり身の揚げ物と、ご飯のせでないガパオ。それをナンプラーにつけずに食べた。
奥のスープは隣のテーブルが注文した料理の間違い
連れはポットの白米を注文。日本で言うところのボウルだが、おひつで数人分のライスを頼んだことになる。
春雨炒めと白米どかーん
東京都の水で調理されたものなので、今回は下痢にはなってないが、どうだろうなあ。タイ料理を食べるのは生涯にあと1回くらいで十分な気がする。
ビュッフェにタイ料理「も」並んでいるくらいならいいけど、タイ料理「しか」ない店だと、私はかくも苦悶する。デート、接待とかだと断るわけにもいかず涙目の私がそこにいるはず。銀座で馬肉「しか」ない店の時も、相手は好きでもきっぱり断ったほどだ。目の前で吐いたりするほうが失礼だから。
皆さま、私との食事の際には、なにとぞご配慮を。
(タイ料理好きにはお勧めなのでは?)
今は648円均一なのかも?
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3335号】