最近私と接する人たち(主に自分より年下の方々)から
「天野さん、ちょっとした気くばりや心遣いに関するセミナーをやってください」
「本を書いてください」
と言われることが多い。
私と一緒にいる時間が長いと知ることが多いらしい
…と言われる前から、それに近い本は書かせていただくお話がある。
それはちょっと教えたことが、その人にとって「すごーく、役立つ」からだと思う。
関係者からは
「これまでさんざん講座や本でノウハウを学んできたのに、なぜか損している人のために。
ほかの人に持っていかれてしまう人というのは、ほんのちょっとしたことで相手を不快にさせている。
つまり、好感を持たれていない。
相手に愛されている人はこんな気くばりができている」
ということを紹介してほしい、と言われている。
先日ダンスの「CGM11」メンバーで集まった。中でもナナちゃんはポールダンスなどで私と過ごす時間がほかのメンバーより長いので、アマノイズムがじわじわ分かってきたらしい。
「のぶこさんから”こういう時はこうする”と教えてもらった」
「今は必ずそうするようにしているし、ほかの人にも教えてあげている」
「ほかでは有料で教えているのにタダで教えてもらってありがたい」 等。
広島のOL時代には茶道とマナーの教室に通っていたが、
気くばりとは
「茶碗はここに置いて袱紗はこう畳む」
「ナイフとフォークは外側から順に取っていく」
…などの形式のことではない。
相手はどうしてほしいか、どういう状態が快適かを考えて自分が行動するということだ。
挨拶一つをとっても「お疲れさま」では何のねぎらいにもならない。目上の方には「お疲れさまです」と「です」をつけなければかえって失礼になるということを知らずに言っている人のなんと多いことか。
イイことをしてるつもりが、実は相手をイラつかせていることに気づかないから、仕事もうまくいかないの。
自分の周囲にいる気の利かない、気くばりができない若い人たちには、それこそ「無料で」教えるものの、「うざいオバサン」くらいにしか映ってないんだろう。会社なら間違いなくお局様扱いだ。
けれども、営業でもプレゼンでも結果を出す人は、私が指摘するようなことがきちんとできている。見た目はどうあれ、気が利く人は確実に「愛されキャラ」なのだ。
プレゼンテーション、営業、すべてのコミュニケーションに効き目のある「気くばり塾」を開講してみたいという思いは高まってきている。
何しろ、私の周りでやらかしてくれる人が多すぎる。実例には本当に事欠かないのだ。
一例として、会費が最初から分かっている飲み会。おつりのないよう会費を封筒に入れて、自分の名前を書く。さらに「(幹事の)○○さん、ありがとうございます」と書いて渡すのだ。
幹事はおつりがないだけでもありがたいが、封筒にほかの人のお金も入れられるし、集金済みの人の名前を書きこめて助かる。面倒な幹事のことをねぎらってもらってうれしい。
これだけでいろんな効果が得られるのだ。そのために、店までの交通機関でスイカをチャージしたり、切符を買ったりして小銭を作っていく。銀行に行ったら、そのための封筒ももらっておくのも習慣にする。会費は3500円と分かっているのに、ハダカの1万円札をつき出すような行為が最もダメな例だ。
そういうことを教えると、ほとんどの人が、
「これまでそんなこと考えたこともありませんでした」
「知らずにやらかしていたなんて穴があったら入りたい」
ということになる。
茶道、マナー教室、秘書検定で学んだことではなく、
広告代理店、マスメディア、旅行関連会社で身につけたことを
お伝えしたいと思います。
MBAコースでは教えないことをご紹介します。
若手ビジネスマン、取引先の管理職、医師、教授、会長、普通の専業主婦、ダンスの生徒さんなどさまざまな立場の方に試し済みのノウハウです。
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