台湾ではほとんどお金を使わなかった。
ちょっとした麺飯類の店で夕食をとっても二人で400円、800円という価格のため、1万円を使うのは至難の業なのだ。
そんな中、家族や友人へのお土産のほかに自分のために買ったものがある。
「暢子」の字だ。
遠目に眺めたほうが、「暢子」という文字が認識しやすい
九分の町で自由行動になってすぐ、このアートが目に入っていた。
(分は正しくはにんべんに分)
1時間以上町を散策し、母が休憩場所に帰りたいというので、そこまで連れて行った。
が、集合時間まで15分あったので、大急ぎで行ってきた。
この階段のちょっと先にその店はある
横浜の山下公園、上海などで見たことがあって、一度はやってもらいたかったのだ。
帰国して調べてみたところ、これは「花鳥字画」というアートらしい。
漢字はいくらでもデコラティブにできる
いろんな絵をからめて、その場で文字を描いてもらう。
「これは、お日さま」「これは鯉」「ここはハスの花」と説明しながら描いていただいた。
その即興性たるや惚れ惚れ
2文字の場合は250元(日本円で1,000円)。
しかも、フレームとオマケの書付きという大サービスだ。
暢子の暢という字は、“よく通じる”という意味なので、wi-fiスポットやヒット商品など、台湾では非常によく見かける漢字なの。
それも、この字を書いてもらいたい動機付けとなった。
作り置きでないことは自分の目で見たから分かる
おめでたい雰囲気満載で、たったの1,000円で自分が心から喜べる物を買えたんじゃないかな?
こんなことで、カラダの芯からうれしいんだから、安上がりよね。
メチャ「どや顔」なワタクシと先生
好きな四字熟語も添えてもらえるというので「事業成就」を選んで伝えたつもりだが、受け取った書はどう見ても「学業成就」だ。
まあ、それもいいだろう。
今は金儲けより、よい文章が書ける方が大事だから。
日本では花鳥字画のことを花文字と呼び、教室もあるようだ。
象形文字や記号大好きな私にはたまらない。
いつか習ってみたい…かも?
日本の花文字サイト
http://hanamojiya.com/?mode=f1
良平先生には小物用に台湾の木製でんでん太鼓
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3519号】