※本日も関連画像はナシ 上野・仲町通り
「あ、この子使えないな」と感じた宴席がある。
自称女優の女子大生がかなり遅れてきて、舞台や映画の男性プロデューサーの横に座った。
すでに季節は秋だったが、来るなり上着を脱いで、白いノースリーブ姿になった。
大きな胸もよく目に入る。
普通の学生もOLさんもそんな行動には出ないよね。
これまではグラビアモデルとしてやってきたが、これからは舞台や映像(ドラマや映画)をやっていきたい、と話していた。
それで、とりあえずプロデューサーに媚を売っておこうという目論見のようだ。
向かいで観察していた私は、すぐに無理だと感じた。
なぜなら、彼女は左利きの上、箸の持ち方が極端に汚いのだ。
これではファミリードラマで家族と食卓を囲むようなシーンには出せない。
出したとたん、テレビ局に
「あの箸の使い方はどうなってるんだ!」
とクレーム電話がじゃんじゃんかかってくると予測がつくからだ。
グラビアならナイスバディさえあれば務まっても、映像は所作・演技が映ってしまうからね。
都電 庚申塚電停併設酒場
料理もつつく程度でほとんど食べないし、飲みもしなければ、誰かにお酒を勧めるでもない。
なんだ、このマナーの悪さは。
一応芸能事務所に所属しているということだったが、マネージャーは箸の持ち方を直させたりはしないのだろうか
“知らないおばさん”である私とは話もしようとしない。
あまりに放置されて、私は明らかに退屈そうな顔をしてみせたが、それでも完全無視だ。
名前はなんて言ったかな?
「ゆかり」「みずき」「さやか」…そんな感じ。
そう、そんな程度しか記憶してもらえないタレントだ。
半蔵門線では多くの警備員が電車が通過するまで通せんぼする
プロデューサーに
「何かあったらお仕事ください」
とお願いしていたが、仮にその子を起用しようとしても、名刺も持ってないんじゃ連絡のとりようもない。
名前だけで探し出してもらえるような有名人じゃないんだから。
このグラドルには女優になれない3つの問題がある。
①箸の持ち方を含む食事マナーの悪さ
②氏名を覚えてもらい、連絡のつく仕掛けの欠如
③偉い人は男性という思い込み
実は、私はキャスティングのお手伝いをすることがある。
本来のプロデューサーが次に使うタレントを推すとき、テーマやリクエストにそって候補を出すのだ。
目の前にいるおばさんがそういう仕事をしているとは思ってもいないのだろう。
彼女が希望する映像の仕事。
キャスティングほか、進行の実権を握るのは実は女性のアシスタントプロデューサーであることが多い。
その女性に好感を持ってもらわないことには仕事のオファーなんて来ないのだ。
怖いおねえさん、恐ろしいおばさんのお眼鏡にかなう必要がある。
そんな取り柄のない女子大生を使わなくても、世の中には、キレイで、頭が良くて、マナーもよく、気の利くタレントは山ほどいるからねえ。
あの子は大学を卒業しても、バイトをしながらAVに出て終わると思うわー。
長野には「お煮かけそば」なるメニューがあるらしい けんちんうどんに似たものみたい
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