最近、首都圏郊外のキャンパスをたたんで、都心に戻ってくる大学が増えている。
2つ下の学年の先生でも、私も懐かしい
その前に、郊外に出て行った大学は、キャンパスが手狭になり、都心では用地取得の費用が確保できないために、不便な田舎に新キャンパスを移転させているものだと思っていた。
けれども、それは違った。
バブル前に「首都圏既成市街地工場等規制法」なる法律で、都心に新しく大学や工場を建ててはならないことに決まっていたからだそうだ。
ところが、それは2002年に廃止。
都心に新キャンパスを構えてもいいことになり、学生確保のために都心に校舎を集中させることになったそうなのだ。
とはいえ、郊外キャンパスの地元では、それで経済が成り立っているので、出て行かれては困るという課題が出てきたという。
うちのJ教授に話したら、「そんなこと大学関係者は誰でも知っている」と言われた。
はあ、そうなんっすか?
キレイなホテルに泊まり崩れそうなビルを見上げた台北
それを教えていただいたのは、先月の高校同窓会での講演だ。
2つ年下の妹の学年が幹事で、その学年で明治学院大学教授の
岡明秀忠さん(社会科教育)
https://gyoseki.meijigakuin.ac.jp/mguhp/KgApp?kyoinId=ymieygsgggy
を講師にお招きしていた。
教員を目指す学生のために教える先生で、いわば「先生の先生」。
元師範学校で教員養成専門の広島大学のこと、教員養成の実態、現在の中高カリキュラムなど、教育行財政の今についてわかりやすく解説いただいた。
演題だけ見て「なんで、こんなつまらないテーマで?」と思ったが、いやいや、か~な~り面白かった。
私が講師をしている広島修道大学は来春から、本格的に教員養成のコースが設置される。
人文学部の中の教職課程ではなく、教員養成を目的とした学部に変わるのだ。
新体制半年前にこの話を聞けた私は本当にラッキーだ。
実は私も大学時代に教職課程をとり、実習を経て、教員免許をとったが、当時より今のほうが取得のため
の単数は増えているそうだ。
大学の教員の労力もかかる一方だと話されていた。
いろんな商店がある淡水
この講演で知った私にとってのお得情報
●奨学金
卒業後すぐ教員になれば返済しなくてよいらしい。
(ずっと返している人が身近にいるが、そんな話、聞いてないよ。)
●教員免許
今は10年ごとの更新制。
30年前に取っ私の免許などとうに失効しているが、どこかの大学で補修を受ければ復活させられるとか。
私もいっちょ、免許を復活させてみるべきか。
大学時代の教育行財政は意味もわからず本当につまらない授業だったが、今聞いたら生活に密着した本当にわくわくする内容だった。
これは岡明教授の洗練された話法によるところも大きいかもしれない。
岡明先生も私も、教員免許をとっても中学・高校の教壇に立つことはなかったが、大学や社会人など、それ以外の教育もあるということだ。
プレゼン・コンシェルジュの【伝え方教室】
http://gufo.roobikhouse.com/author/nobukoamano
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3549号】