説教プレゼンといっても「おい、こらっ」の説教ではない。
人生ここ一番の局面、多くの人は寺社にお参りして祈願をするのかもしれないが、私は日頃から通っている教会の礼拝に行き、心を落ち着けることにした。日曜午前はさまざまな用があるため、最近は夕礼拝に行くことが多い。
朝礼拝は主任牧師が説教を担当するが、夕礼拝は勉強を兼ねて副牧師や伝道師が説教することが多いのだ。一般にはあまり知られていないが、伝道師とは神学校を出たてのインターンのような存在のことだ。研修期間を経て牧師に任命される。我が霊南坂教会に派遣されているのは吉岡恵生(やすたか)先生という方で、おそらく25歳くらいだと思うが、この方の説教が素晴らしくうまい。
いわゆるプレゼンテーションならスライドや資料を使って説明ができるが、説教は肉声だけで30分。身近な例を挙げながら分かりにくい聖書を解説していくのは並大抵のことではない。牧師だから話が上手で当たり前と思ったら大間違いで、牧師でも話のヘタな先生は多いし、声が通らなくても滑舌が悪くても直そうとしない先生もいらっしゃる。
吉岡先生はそもそも声が通るのだ。私も毎回「こういう声を出したいな」と思って聞いている。さらには間のとり方も絶妙。学生時代はサッカーをされていたはずだが、それ以外に演劇でもされていたのだろうか。とにかく吉岡先生の話し方が私にとってのお手本だ。プレゼンで上手に話したい方は、一度吉岡先生の説教を聞いてみていただきたい。声にしびれるよ。
当然ながら礼拝の出席は無料。何かに勧誘されることも100%ない。夕礼拝の行われる小礼拝堂は元の教会の素材で作られたクラシックなものなので、それを見るだけでも価値あり。
日本キリスト教団 霊南坂教会
朝礼拝 10:15~
夕礼拝 19:00~
忙しくなると…冷やご飯、卵、つけもの
カニ缶やラスクなど好物を送ってくれるりえママ
■日刊 ちょいスポ(No.1772)
「飛脚ランナー五輪へ」
4日開催のびわ湖マラソンで山本亮選手(佐川急便)が2時間8分44秒で、日本勢ではトップの4位入賞。ロンドン五輪出場は確実だそうだ。そのフレーズこれまで何度聞いたことか。12日になれば結果は分かるのだろうが、佐川急便のお兄さん(飛脚)が走っているビジュアルが日本的なので、個人的には山本選手に駆け巡ってもらいたい。
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2532号】