昨14日、ダンスユニット「NovoNana」の処女作品「はすっぱガール」が終了した。
(無事終了とは言えない…有事終了)
背中は真っ赤 コレオグラファーのNana先生と
昨日まではネタバレ禁止で何も紹介しなかったが、もう終わったので、会場に見に来た方にしか分からないライナーノーツ的解説を。
この作品は10分の持ち時間を4つのパートで構成してあった。
♪①伊勢佐木町ブルース(青江三奈)
♪②他人の関係(金井克子)
襦袢風着物・はだし
♪③End Credit(映画「有頂天ホテル」サウンドトラック)
♪④夏の夜明けは悲しいの(夏木マリ)
白いワンピース・バレエシューズ (中にヒミツの衣装着用)
①ヘビを持った踊り
②ポールのないポールダンス(エアポール)
③額縁とバトンを回す
④ハウスステップ
捨てて帰ってもよかったサンバの額縁
コンセプトは新宿花園神社の見世物小屋。
見世物小屋と言えば蛇女でしょう…ということで、こんな構成になった。
2009年、横浜開港150周年ミュージカルにダンサーで出た際、私を含む熟女6人はヒットパレードで「伊勢佐木町ブルース」班に振り分けられたものの、出番はほんの少ししかなく、消化不良に終わった。
いつかこれをきちんと踊る…と心に決めたのだ。
その後2011年、合宿ワークショップにこの曲を持ち込んだが、採用されたものの、私が出ないチームに使われた。
6年越しで、今回やっとこの曲を踊れたことになる。
「他人の関係」はNanaちゃんが使いたかった曲。
よくこんな古い曲知ってたよねえ。
「有頂天ホテル」のサントラは車のCMに使われていて、あまりに軽快なので、いつか使ってみたいと思っていた。
額は去年の浅草サンバでバトンチームに与えられた小物で、捨てるにはもったいないから使ってみようかな?と思ったもの。
皆さま、来場ありがとうございました 男性陣はシャイで黙って帰ったみたい
私は見世物小屋にインスパイアされる前からハウスを踊りたいと考えていた。
曲探しの段階で、夏木マリのCDにテンポのいい曲があり、これでハウスを踊ることに。
普通誰も考えないんですよ、昭和の歌謡曲でハウスなんて。
しかも、コンテンポラリーダンスの殿堂セッションハウスでは。
それは歌舞伎座でhiohopを踊るくらい不思議なこと。
NovoNanaからセッションハウス・スタッフさんへの差し入れ
青江三奈が横浜の歌、夏木マリが横須賀の歌。
歌詞が「あたし…」と、やたら、はすっぱな感じなので、作品タイトルは「はすっぱガール」に。
※はすっぱ
態度や行いに品がない女性のこと
Nanaちゃんは「はすっぱガールズ」にしたかったけれど、英文出版社勤務だった私が
「いやいや、1人なのに複数形のsを付けることは断じて許されない」
と言い切って、ガールとなったもの。
白いワンピースは、300円の割烹着、300円のカラフルズボンなどを買ってきた近所の通称「ヒミツの店」で購入した500円のもの。(すべて新品)
“いつか何かに使えそうだから、とりあえず買っておこう”
で買っておいたものだ。
使う日は案外、早く訪れたね。
透けさせるために裏地を全部切り取ろうかと思ったが、裏地を残して、表地を切ったり貼ったりしたもの。
ターンするとひらひらして妖精みたいでよかった。
中のヒミツ衣装は、会場に来た方々だけのお楽しみ。
まあ「見せ○○」という位置づけでしょう。
着物風衣装は、セシールの通販で売ってました。
なぜにこんなものを通販…?
ヘビはあそこなら売っているだろうと目星をつけてあった御徒町の玩具店で調達。
いつもバッグにこいつが入ってました ギョギョッ
音源はNOVOTELのテルミちゃんが編集してくれました。
ほか、NovoNanaならではのつくり方はいろいろあれど、基本的に、小物・衣装のアイデアから入っていくような…。
思いがけず会場から手拍子も起きたのに、それをNanaちゃんは見れていない。
ああ、もったいない。
今回はよんどころない事情でNanaちゃんが出演できなかったので、ぜひ二人で舞台に立ちたいものです。
これからもよろしくお願いします。
お花や差し入れもありがとうございました
プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【3740号】