台湾滞在での最も得がたい体験というのが宿泊したホテルだった。
入口の看板
チェックインすると着替えや洗面道具などを引き出しやクローゼットに移すことが習慣だが、引き出しを開けてみて“ある物”があったから。
部屋の照明や引き出しの中の“ある物”
えっ、ここはもしやラブホテル?
いや、確かにフロアに2か所エレベーターがあるうち、従業員用のエレベーターから上がってしまい、最初はフロントが見えなかったけど…。
フロントではパスポートを見せたし、宿泊者カードに住所・氏名も書いた。
第一、日本の旅行会社、DeNAトラベルで航空券とともにセットで申し込んだ宿だ。
3-4人は軽々寝られるキングサイズのベッド スクリーンの外は中廊下アリ
そういう目で見渡してみると、同じビルの中にある別フロアのホテルもそのように見えてくる。
どういうことになっているか、エレベーターのボタンを5F、4F、3Fと押して開くたびにフロアの様子をうかがってみた。
この3フロアの中では私が泊まったホテルは、最もビジネスホテルに近いのではなかろうか?
ピンクの壁紙のホテルはおそらく完全に…。
日本では旅館業法でいろんなことが定められているが、このホテルは限りなくグレイな業態のような気がする。
実際、小さなお子さん2人を連れたファミリーもいたし、どう見ても出張という男性二人連れも来ていた。
そう、同じビルの中で、フロアごとに別の名前のホテルが入居しているのが台湾の特徴だ。
出発前にホームページで見たロビーは写真の通りだったが、外観が掲載されていなかったのはそういうことか。
webサイト通りのロビー、廊下だって普通のホテルと変わりない
海外には日本のビジネスホテルのようなシングルという設定がないことがほとんどだ。
2人でなくても2人分の室料を負担することが常だから。
一人旅のため、ボルネオやニューヨークで一人部屋追加料金を払って費用がかさんだことを思えば、航空券とホテルセットで、格安航空券の半額くらいしかかからぬなら、そのほうがありがたい。
ソウルでは“難易度「高」の宿”( http://ameblo.jp/e-presen/entry-11087853243.html )に泊まり、
広島県福山市の出張でビジネスホテルを予約したら、
ソープランド併設で扉で行き来するようになっていたこともあるくらいなので、
これくらいノープロブレムよ。
前回母と台湾に行った時は五つ星ホテルだったので、台北の両極を体験できてよかった。
旅行会社のカウンターに行って「台北のラブホテルを予約してください」と言っても無理だと思う。
逆に、“台湾のラブホテルに泊まる旅”を経験させてもらった、と思えばありがたいくらいだ。
ここへの宿泊が目的ではないとはいえ、最大の体験をさせてもらったね。
やるなあ、DeNAトラベル!
私が日本の旅行会社勤務の管理者だとして、こういう手配はできませんよ。
ホテル側としても、空室にしておくより、海外からの旅行客で予約を埋めていくほうが経営は安定するので当たり前のことだ。
それに気づくと、繁華街の雑居ビルに「HOTEL」という文字があると、すべてそのように見えてきた。
お向かいのバスターミナル ホテルの外観
でも、台北駅の前だし、空港を結ぶバスターミナルの目の前だし、安全かつ便利で快適だった。
次に台湾に行くことがあれば、最初から格安航空券とこのホテルを日本から予約して行ってもいいなと思う。
(日本語サイトもあり、日本から予約可能)
そんな折、亀山早苗さんによる昭和のラブホテル(日本)の記事がアップされておりました。
「回転ベッドが映し出す昭和の恋愛像」
http://wotopi.jp/archives/32663
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