4歳から12歳まで一緒に過ごしたのだから、幼なじみと言えなくもない守屋先生のジャズボーカル レッスン。
いろいろと「はじめて」を体験をさせていただいた。
コンドルズクラスでは振付の構成や体の形を描くホワイトボード
基本的にジャズは英語で歌っていく。
発音も「イギリス式はこう、アメリカ式ならこう」と違いや曲のバックグラウンドも紹介される。
先生は何でも知ってるのね。
最初は、ドレミファソファミレドで発声練習し、次に譜面を見ながら音符通りに歌っていく。
その次は、低い音から高い音にどんどん上げながら、歌う。
ここに出てくるのが「移調」と呼ばれるものだ。
ドレファは「イロハニ」に置き換えることができて、一音上げて「ロハニホ」のようにずらしてイロハがあてはめられる。
マグネット式の付箋はしっかり留まって便利
ピアノなどの楽器を習ったことがない私にとって、高校の芸術の選択で音楽を取ったとき、歌の教科書「コンコーネ」でイロハをズラして歌うことが全くできなかった。
15歳のクラスメイトたちはなんですらすら歌えたんだろ?全員ピアノとか習ってたの?
あまりにちんぷんかんぷんすぎて、父の元同僚の音楽の先生に、このイロハのズラし方について、家庭教師に付いてもらったほどなのだ。
1年の1学期から、音楽のほか、数学Ⅰにもつまずき、勉学面で言えば高校は完全に落ちこぼれだったなあ。
あとは小学3年の時のそろばんも。
今回の移調で、あれもこれもさっぱり付いていけない挫折感を一気に思い出してしまったわー。
(基本的に私は不器用)
親御さんは音楽とそろばんは習わせるべき、絶対に。
でもね、今の私なら、当時の私に声をかけてあげるよ。
「数Ⅰや移調が分からんでも死にゃあせん。あなたの得意なことで力を発揮すればいいんだよ」と。
その次は各人の声の高さを把握するために全員が独唱。
ちょっとー、モリヤくん、初めて来た受講生に何させんのよー!!
つっかけを買いにスーパーに赴くと500円のもの一種類しかなかった
2時間のうち1時間半はこうしたミュージカルの基礎をやって、残り30分だけがジャズ式のボーカルだ。
よく耳にする、2ビート、4ビート、8ビートの意味も初めて知った私。
だって、今までの人生でそれを説明してくれる人はいなかったから…。
つくづく「楽しく歌いましょう」ではなく、理論で体系づけられたクラスだと悟った。
私の大嫌いな移調も、先生はすぐに変えてピアノ伴奏できる。
先生は声もいいし、歌もうまいけど、ピアノが自在に弾けなきゃ、このクラスは成立しないよね?
さすが、東大卒の先生って頭の回転が速くて、何でもこなせるのね。
守屋センセイは涼しい顔でバンバン移調で伴奏していく
…と考えていたが、彼の師匠にあたる日本ジャズ界の大御所、マーサ三宅さんの門下生は皆、このピアノを弾きながら教えるスタイルみたい。
マーサ三宅ヴォーカルハウス
http://www.martha-jazz.com/
私が参加したクラスは、どう見ても全員私より年上の女性ばかり。
60歳はゆうに超えているであろう有閑マダムばかりだった。
年配なので英語の読み方が分からない方もいらっしゃる。
マイクもあって、先生が即興で伴奏しながら歌うのは、ちょっと快感だ。
けれども、マーサ式ジャズボーカルをやるとなると、「英語の発音」と「移調譜」、2つのハードルを超えなければいけない。
苦手な私が無理やり挑戦するようなものではないと悟りを開いて帰ってきた。
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