Quantcast
Channel: 【日刊 ノボちゃん】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

なまってるよ

$
0
0

リオ五輪が終わった後、私史上最大のミッションが降ってきた。

 

自分でも驚くほどの集中力で…

 

1人で1時間語り続けるという仕事だ。

 

ある組織の学習素材のCD向けに、伝え方・プレゼンテーションについての講話を録音するという。

 

「私、話さず決める!人なので、話すことは上手ではないんですが…むしろヘタなんですけど」

 

実の母からも常々、
「あなたはヘタだから、人前で話をしないように」

と言われてきたくらいなのに。

 

ディレクターさん と ミキサーさん

 

が、東京リーガルマインドでビデオ学習を重ねて某資格を取得できた私だ。

こういう学びには協力しなければ…。

 

お受けしたからには覚悟を決めて準備をした。

 

それで思い出したが、コナミ勤務時代には「コナミダイヤル」だったか、電話をかけて聞く、リカちゃん電話みたいな3分番組の構成を考えて、自分で読んで作っていたのが広報のわたくし。

 

さらにはダビングで量産し、宛名を書いて梱包して、全国10か所くらいに発送していたものだ。

一部上場企業よ、どんだけ家内制手工業なのだ!)

 

その頃は月に2回、本社以外の事業所に出向いて、会議室でサウンドクリエイターの同僚が録音してくれていたが、「イントネーションがおかしい」と3回くらいは録り直しが続いた。

 

ラジオ番組だったらディレクターや構成作家さんがスタジオに入るが、今回の録音はガラスのブースの中に私一人きり。

 

ビジュアルも見せられない、アイコンタクトをとる相手も1人もいない。

 

本当に自分の声と話術だけで闘うしかない局面は人生初のことだ。

 

八丁堀のスタジオで収録

 

60分の内容と進行を考えて行ったが、ストップをかけることもなく、予定通りに話し続けた。


自ら終わりの合図を出して、
しめて 60分50秒

 

話し方はヘタだけど、一発録りのタイムキーピングはまずまずだろう。

(生放送のキューシートを毎日見てきたのだから、それはできないと困る)

 

途中、自分でも「今、発音がおかしかった」と思う部があったが、ミキサーさんから指摘されたのは1か所のみ。

 

「楽ちん」。

 

この1語だけをもう1回吹き込んだ。
後で差し替えてもらえるらしい。

現代のデジタル編集ってスバラシイね!

 

あとは中断も録り直しもなく、1回で終えたわけだから、私にしては上出来なのでは?

 

その場で、1分程度音声を再生していただいたが、ダイヤルの頃と比べたら、格段に上手になっている気がする。
(感想には個人差があります)

 

それにしても、60分も話して、なまった1語が「楽ちん」な私って何なの?
(広島ケンミンは「軍艦」「缶詰」がなまってバレる)

 

 

 

プレゼン・コンシェルジュ天野暢子の辛口web日記は
ただいま【4239号】

 

新メールマガジン【完全希望制】
「“秒速で直感!”天野暢子のプレゼン通信」
PC  http://ur0.work/qnMo
モバイル http://ur0.work/qnMr


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4981

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>