ダイエットの大家、医師の奥田弘美先生によると、やせている人は観光地に行っても空腹にならない限り、その土地の名物料理などは食べないそうだが、私の場合そうはいかない。
クリスピーではなく、天ぷらのようなやわらかさ
先日、長野県松本市に出張した時も、とりあえずランチでいい店がないか探してみたら、どうやら「山賊焼き」が名物らしいとわかった。
次に山賊焼きで店を探してみたが、店はわかってもそれが駅周辺から遠いか近いかわからない。
そこで、ランチでみつけ、ホテルの人も推奨していた駅ビルの「からあげセンター」に行ってみた。
が、なんと夜8時で閉店とのことだった。
松本の夜は早い！
長いのれんは珍しい 閉店間際の「からセン」
帰りに、駅隣接の路面店のからあげセンターを発見。
そこならもう少し遅い時間までオープンしているみたい。
駅ソトにもあるって早く言ってよー。
そこで居酒屋なら…と予備で探しておいた「おさけや」に。
量が多いことは知っていたので、余計なものは注文せず、山賊焼きだけを注文した。
出てきたのはやわらかい鶏肉のから揚げだった。
全国の飲食店でおなじみになったチキン南蛮のタルタルがかかってないようなものという表現が近いと思う。
右が駅ソトの「からセン」
山賊焼きといっても焼かないから山賊揚げで、だからからあげセンターの名物だとわかった。
1人でこれは完食できないと思い、隣にいた若い女性2人に1切れずつ手伝っていただいた。
それで正解だった。
なぜなら私にはもう1軒行くべき店があったから。
2年前に松本に行ったとき、友人に連れられていった「シジミ屋」を再訪したかったのだ。
カープが日本シリーズで負けた晩
そこは貝専門店で、クラムチャウダーが名物だが、その時は満腹で味もよくわからなかった。
それを確かめたいし、高校時代のあだ名がしじみだった私にとって、店名のシジミに愛着があるからね。
コーン味のクラムチャウダー やっぱりおいしい
日本シリーズが放映される中、貝の細巻き、そして念願のクラムチャウダーをいただいた。
ここでもこれだけ注文して完食するのが精いっぱい。
実は、行く前に知っていたのだが、シジミ屋とおさけやは同じチェーンだ。
姉妹店をはしごしなくてもと思うが、行きたい店がそこだったんだから仕方ない。
とにかく、松本で食べるべきものは食べて納得した。
奥田先生、ごめんなさい。
食べすぎた分は、日々の粗食で取り戻します。
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