最近わが家に来た母から聞いたのは卒業論文のテーマだ。
明朝2画、行書3画、ゴシック4画
仕事では国語、中でも作文について教えたり、研究していたので、卒論のテーマもてっきりその関係だと思っていた。
ところが、母の卒論テーマは国語の中でも、文字の形といろは絵本の関係だった。
この「ふ」は3画
いろは絵本とは私も初めて耳にしたが、おそらく幼児が最初にひらがな(五十音)を覚えるための教材的な絵本のことだろう。
母をカーブスに紹介してTシャツをもらう
たとえば、ひらがなの「ふ」。
書体によって、2画、3画、4画に見える。
どんな書体で表現すれば、子どもに伝わりやすいか…と、当時の絵本を集めて研究したらしい。
NHKのニュースで、介護「食」と字幕が出たが…
いま聞いてもユニークだ。
大学院生でもない普通の大学生がそんな研究をしてみようとよく着想したものだなあ…と感心。
今年度、私が学んでいた「視覚情報表現」の世界というか。
そういう分野のことを今はまとめて「情報デザイン」って言うんですってば、おかあさん。
私が50代になるまで(=卒業後60年)、なぜ母が娘に卒論のテーマについて話をしなかったか不思議ではあるが、生きているうちに話してくれてよかった。
NHKの「ファミリーヒストリー」級の大事な話を墓場まで持っていかれては困る。
ウォーリーをさがせ!も絵解きだから好き
それでいろいろな謎が解けた気がする。
私は子どもの時から、絵文字、記号の類が大好きだったのだ。
それは母からDNAレベルで受け継いだのだと思い当たった。
書類、納付金のミスが多くて大きく繰り返し表示されるのだろう
DNAで受け継ぐと、大人になってもやっぱり、直感でわかる記号や標識、サインが好き。
好きというより、どうなっているの?と興味がつきることがないのだ。
当時の論文も読んでみたいが、母にはフォントが発達した現代でこの続きを研究してもらいたい。
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