ある日の夕方、パソコンを開いて仕事をしたくて、目に留まった喫茶店に入った。名前も知らぬ、初めて入る店だ。
初めて「おにぎらず」を買ってみた
中途半端な時間なので、私以外に客はいない。
そこに女性が「こんにちはー」と男性を連れて入ってきた。
常連なのだろう。
公共施設のカフェのオムライス（本文とは関係ありません）
ある有名大学に近いエリアだったが、40歳前後とみられる女性はその大学の卒業生。
男性は、親戚の男子高校生がその大学を受験したいので女性に相談に来たようだった。
新潟の和食店がチェーンの串カツ店に、そば屋が郵便局に
「（面接などで）決めるのはうちの教授だから…」と、女性は入試のプロセスを話しており、全く興味がない私まで
「えーっ、あの大学のその学部はそういうことになってるの？」と驚いてしまった。
どうやら、女性はある世界の重鎮の教授のところの卒業生らしい。
高田馬場にアルコールが出るケンタッキー発見
「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものだ。
ドラマみたいな筋書きのことが実際にあるのね。
そんな機密情報だらけの密談は関係場所から離れた、個人宅とか飲食店なら個室でも予約してやったほうがいいのではないかと思う。
壁に耳あり、障子に目あり、そして喫茶店に天野ありだ。
飲食店に一人で入るとこういう話に遭遇できるのが副産物。
ここで聞いた話はそのうちミステリーのプロットにするかもしれない。
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