先週、珍しくひとりぼっちではなく行ってきたのは「レアンドロ・エルリッヒ展」(六本木ヒルズ)。
床に描かれた建物に寝そべって上の鏡に映ったものを撮影する
ひと言で言うなら体感型アート?
一般公開前に元同僚が内覧会に行き「行ってみるべき」と紹介しているのを見て、「だまし絵みたいなもの?」と言ってしまったとんちかんな私だ。
日本列島(左)、裏側から見た日本列島(右)
だが、その後、調べたり写真を見たりしてわかった。
金沢の21世紀美術館にあるプールのオブジェ、あれを創ったのがエルリッヒ氏だそうだ。
左側は模型、右側が実物
生きているし、おじいさんでもなく、まだ40歳前後なのかな?
彼が作った、錯覚を利用したさまざまなアート作品をどこかから持ってきたり、新しく作ったり、大きすぎる不動産は写真や模型で展示されている。
エレベーターの奈落を除き込んだような光景が見える
だまし絵=トリックアートとは少し違い、私が日頃
水面に映る姿
鏡に映る姿
窓に映る姿
はこうだと思って見ているものを利用したアートになる。
「ひごあかり」みたいに見せたい水のない場所のボート
セットみたいなもの、映像などさまざまな表現がある。
ただしあまり小さなものはない。
映像を使ったインスタレーションなど表現は多様
今回のチケットは、メルマガの読者プレゼントに応募してペアで送ってもらった。入場には一人1,800円もかかるので、ラッキー。
これを言い換えれば、多くの人は1,800円も払って、絵にだまされに来ていることになる。
そして、フェイスブックでの呼びかけに手を挙げてくれたのが、やはり元同僚のカナさん(デザイナー)だ。
ディズニーのホーンテッドマンションみたいにガラスに姿が映る
最初に見て行っていた同僚は「誰かと一緒に行くと楽しい」と言っていたので、誰でもいいから一緒に行ってくれる人を探そうと思っていたが、デザイナーさんだとなお楽しい。
ワーキング・ママさんと
作品を見て行くと、こういうしかけが作れるんじゃないか?と考えるには、普段から何でもない風景をよく観察していなければいけないことはわかった。
鏡の迷路 本気で壁にぶつかってしまった
“このように光が当たると、ここに影が出る”
“こう見ると、あちらにこれが映る”
それを利用して設計し、セットや映画のように作り込んでいくには、計画力も実行力も求められる。
世界にはとんでもない才能を持った人がいるものよね。
鏡とリアルの違いはどこ?
3月いっぱいはやっているので、東京在住、旅行や出張で上京の方はぜひ一度体験なさってください。
(今日はパソコンにキーロックがかかり書くまでに難儀しました)
(しばらくは外出しません、できません)
レアンドロ・エルリッヒ展
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/
好評発売中!
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