今年のゴールデンウイークの前半、神楽坂に行く用事があった。
第1現場 神楽坂A ボードゲーム中心
神楽坂に行くなら、タウン誌で見かけて気になっていたカフェを訪ねてみよう、と住宅街を歩いていたら、
「ご自由にお持ちください」
の札とともに、不用品が玄関先に置かれていた。
さらに200mほど歩いたらもう1か所。
第2現場 神楽坂B ガンダム中心
わが家の近くでは、というか、わが家の3軒先のおばあちゃんは、よく不用品をこのようにし出しているが、ほかの町では珍しいなぁ。
お目当てのカフェにたどり着き、注文したメニューが出てくるまで、その写真をインスタグラム経由でフェイスブックに投稿したところ、
友人から「欲しいです」とコメントが付いた。
お目当てのカフェ ORihon
確かにガンダムなら、自分がコレクションしなくても、その気があればネット上で高く売れることもある。
カフェオレは超濃厚 昭和の珍道具図鑑が面白かった
「じゃあ、もらっておくね」
とエコバッグに入るだけとその場にあった段ボール箱に入るだけ手に持ってメトロに乗って自宅まで持ち帰った。
箱とエコバッグにぎっしり詰めて持ち帰る
すると駅から自宅までの間で第3の「ご自由に」に遭遇!
なんとわずか2時間くらいの間に、3か所も「ご自由に」現場に遭遇したことになる。
第3現場 西ヶ原 陶器教室の作品
その後、息子さんのために必要と言った友人に送るため梱包して、近所のゆうパック取次店に行ったら、今度はその隣の店に「ご自由に」とミセス向けの雑誌「オトナスタイル」※が置かれていた。
※P&Gの全編広告冊子だった
第4現場 飛鳥山 中高年女性向けフリーペーパー
ちなみに、着払いで送ったガンダムを小学生の息子さんはとても喜んで遊んでいるそうだ。
外国人が日本に来ると“路上で(本来お金を出して買うべき)ティッシュペーパーを配っている“と驚くそうだが、「日本人もびっくり」よー。
いつからこんな時代になったのか。
断捨離ブームが起こったのは5年前くらいだろうか。
不要なものは手元に置かない。
かと言って、捨てるにはお金がかかるような時代でもある。
第一、愛着もあって、モッタイナイという気持ちもみんなの中にある。
そこで、ガレージセールやフリーマーケット、バザーなどでタダ同然で売ることも、しばしば見られてきた光景だ。
丘の下に洋菓子店ができるみたい
そして、今は「ご自由に」だ。
この活動は案外、日本人に向いているだろう。
どこかにモノが不要な人がいる。
これまで大事に使って保管してきたものだから、捨てるのはモッタイナイ。
必要な人が使ってくれるならタダでいいからもらってほしい。
ほかの誰かにとって、それはゴミではなく、宝の山ということもある。
私が最近見てきたものは、食器、衣服、おもちゃなど小さめのものだったが、この仕組みは家など大きなものにも応用できる気もする。
「Gojiyu-ni」活動、何とか私が、全国や世界中に広められないかな?
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