先日の会合で近くにいた方は、18時半からの会合に出席するために、その日だけ特別に定時の18時に会社を後にしてこられたとか。
※本日、関連写真はありません
日本でフィリピン人メイドさんを雇う時代
自分が会社勤めをしていた時を思い返すと、18時半にどこかに出向くなどとうてい無理。
定時が19時とか24時とか、裁量労働制でコアタイムがあっても18時までは会社にいなければいけなかったので。
雑誌の付録にスヌーピー腕時計が付く時代
その方は57歳とおっしゃっていたが、話の内容からおそらく会社では本部長とか部長、役員以外では最高位の役職のご様子だ。
(役員は親会社からの天下りで占められる、自分の上には社長しかいないなどのことから)
東京で東北のガチャがある時代
「今日は用事があるということで18時ちょうどに出てきたけど、毎日定時に帰るわけにはいかないよ」
「朝は一番に出て、鍵を開けて部下たちを出迎える」
「自分が一番先に帰って、一番後に出社したのでは示しがつかない」
などと話されていた。
東中野に住んでいた時はよく行ったが
超国際タウンになっていた大久保
ああ、昭和のおじさんの勘違い。
私とそう年齢も違わないのに、本当に悲しいサラリーマン像だ。
働き方改革が叫ばれる今の時代に、勘違いはなはだしいわ。
自分で植えなくとも四季折々に花が咲く都道
今の20代は、趣味に習い事、デートに合コンと早く帰りたい用事が山ほどある。
それでも一応会社勤めなら上司より先に帰るのは気が引けるだろう。
若手は早く帰ろうが、残業しようが自由にさせればいいが、上司は定刻になったらピタッと仕事をやめて会社を出てあげるべきだ。
朝一番に会社の鍵を開け、照明やエアコン、コピーの電源を入れて回るのは総務系の部署でなければ、若手が順番で受け持つ仕事だ。
一番年長の上司がやってあげていたら、若手はいつその仕事を覚えるの?
若手がどういうことを望んでいて、どういうことを嫌がっているか、それを自分の部下に直接聞くために居酒屋などに誘ってもいけない。
それこそ「それは業務内の指示ですか、残業ですか、強制ですか」などと言われるのがオチだ。
神楽坂 飯田橋で入ってみたい店群
会社から近くない居酒屋などに一人で入って、若手サラリーマン、OL、3-4人組の会話に耳を傾けてみるのだ。
電車の中の会話でもいい。
パンダに肖像権はないのか、使い放題なのか
すると、
「うちの部長、用もないのに、いつも残っててさあ。帰ってくれないから、俺も帰れないんだよなあ」
という声も聞こえてくるはずだ。
私も大学院の同級生同士の飲み会などあったが、
“おばさんがいたら、みんな、本音で話したり、騒いだりできないだろうなあ”
と察して、一定の時間がたったら会計して自分の代金を支払い。
「私はこれで帰るね」
と引き上げてきたものだ。
部長さん、定時で退社を命令します。
若手成長のために、あなた自身の尊厳のために、私からのお願いです。
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