ジャージしか着ない2か月を経て、プロジェクト終了8日後の今日、初めて運動着に運動靴で動いてみた。
防犯カメラのような暗い映像からカット 影か模様にしか見えない
ネタバレになるので落ち着いたら徐々に書いて行こうと思っていたが、ダンス公演「アダルト版ユメミルチカラ」で着た着物のことなど。
本番前から「私の役、身に着ける衣装は自分の希望は一切なく、すべて演出家が決めたもの」と公言していた。
シーンが1~4まである中、最後のシーン4で私は和装だった。
私のために新しく仕立てていただいたのだ。
早替えがしやすいよう、帯はベルトのようなつけ帯にしてもらっている。
ご覧になった方はわかるが、お茶会のおばあさんの衣装はハワイ風、アフリカ風、インド風などがあって、各国を象徴しているらしい。
そして着物の私は日本代表で道具なしでお抹茶をたてた。
(エア茶道)
きちんと写真に撮ってない
振り返ればオーディションの時、「茶道ができる人?」と聞かれて、手を挙げた人が私しかいなかった。
茶道=日本人=着物という連鎖で私は和装になった。
実は途中まで私は別のワンピースを仮縫いしてもらっていたが、この役割のことを先生が思い出したに違いない。
フィナーレには激しい踊りがあるので洋服のほうがよかったのに。
茶道をするには正座が必須。
私以外の7人はケガほかで正座ができなかったので、どの道、私がやるしかなかったのだろう。
頭には日本手ぬぐいを巻くが、掃除でも、茶摘みでもないのに、着物で姉さんかぶりの日本人なんかいませんってば。
でも、日本の象徴ということで巻きましたとも。
背後で影絵をやっている時に出て行ってお点前をやるのだが、影絵のほうは何時間もかけて何十回も練習があり、先生方もあれこれ注意する。
ところが、私の茶道のほうには最初から最後まで先生方からひと言も注意やアドバイスがなかった。
本当にひと言も!
誰も私のことなんか見てないんだね。
茶道が指導できる人が一人もいないのだから仕方ない。
ニュー新橋ビルに来たら「帰ってきた」と思う
でも、来場者の中には茶道をやってこられた方もいらっしゃるかもしれない。
誰も見てなくてもきちんとしておかないと…。
というわけで、お茶を習っていた当時にはなかったYouTubeで「裏千家 薄茶 お点前」で検索した動画を見ておさらいしたものだ。
(四半世紀前、広島のカルチャーセンターの教室とは言え、一応、裏千家の免状を取得)
すると、本番後、見ている人は見ていた。
茶道をやったことがある人は作法や順序を確認していたようで、毎日、1人以上は私のエア茶道に言及する方がいらっしゃったのだ。
炊き込みご飯のおにぎりに海苔を巻いてもおいしいよ
面倒でもおさらいしておいてよかったよー。
“茶道なんか何の役にたつんじゃろ?“
と思ってやっていたが、きっとそれはこの舞台のためだったのだ。
東京マラソンの私設エイドのユニホームをかっぽう着と手ぬぐいと決めたのは私だが、これも正しい姉さんかぶりをネットで検索して何度も正しく巻いてきた。
近所だからやっていた高円寺の阿波踊りも連を抜けたら披露の場はないが、自由な日本の踊りという指示の時には女踊りを踊っておいた。
そういえば伊東のお座敷大学で日舞も教えていただき、おかみさんから「筋がいい」と言われたんだった。畳の上のお稽古おそるべし。
ファミマだけでなくセブン自販機も出現
あれも、これも、それも…、このためにやっていたのかもしれない。
学校でも社会でも、習ったことは何十年後かに生きることがでてくるということが今回よくわかった。
皆さんも“こんなことやって何の役に立つんだろう”と思うようなことも、一定のレベルまではやってみてね。
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