テレビっ子の私が今年の正月はテレビを見なかったが、それでも家事などをしながら音だけ聞いていることもあった。
初めて見ることができてラッキー
そして、意外にも面白かったのが3日の午後NHKでやっていた「東西笑いの殿堂2019」だ。
そこで目に留まったのは、全盲のピン芸人、濱田祐太郎さん。
すごくおもしろいと聞いていたが、実際におもしろかった。
視覚障害者の白杖(はくじょう)とスーツがトレードマークだ。
箱根駅伝本編より、東海大学の両角速監督のカッコよさにくぎ付け
ピン(一人)芸人のコンテスト「R-1グランプリ」で王者になったというのもうなずける。
彼がすばらしいと思ったのは、各芸人に与えられた時間をきっちり守っていること。
3分だったのかなぁ?
もちろん、時計やストップウォッチ、カンペなどを見ることなしにだ。
クリスマスのれんから賀正のれんに変わっていた
それ以前に、3分なら3分の持ち時間にはまるようネタを考えて構成しているわけだ。
台本に書くことなく、頭の中だけでそのセリフを覚えて、自分の声でアウトプット。
メトロ四ツ谷駅の天井はリボン結びだらけ
もしかしたら、マネージャーさんなどが「10秒はみ出るよ」「7秒足りないんだけど」などとチェックしてくださっているかもしれないが、本番を進行するのは彼一人だ。
視覚障害者ネタも差別やひねくれた感じにならず大笑い。
でも障害者の気持ちを公にしてくれる点が支持されているのだろう。
パイの耳だけ 売ってたよ 伝えるべき情報を持ち時間内で構成
大衆が共感できるネタのピックアップ
台本を見ない・読まない
時計を見ない
笑いを呼び起こす
好感を持たれる服装
これらのスキルは皆、プレゼンテーションに使えるものばかりだ。
彼くらい体にしみこませて人前に立って話せば絶対にうまくいく。
プレゼンが下手だという自覚がある人は濱田さんをお手本にしましょう。
動画一例
彼の芸は漫談に分類されるらしい
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