世紀末商法

コロナウイルスの新規感染者数がかなり少なくなってきて、小池都知事が言うところのロードマップも現実味を帯びてきた。

入学の日にしか座ったことがない大学の教室

ただし、まだ緊急事態宣言中の都市も多い。

今回のコロナウイルスだけでなく、東日本大震災に、水害と悲惨な出来事が続くと、まもなくこの世の終わりが来るのでは？と思う人がいてもおかしくない。

実際、私も東日本大震災を迎えた時、ロッカールームのロッカーがゆっさゆさ揺れるのを見て、「来たーっ」と思った。来る来ると言ってずっと来なかった第2の関東大震災が今日来た。
そして「私、今日死ぬんだ」とも考えた。

水害に遭った方も同じような思いをされたことだろう。

コロナ以前の「みますや」

（神田淡路町にある老舗居酒屋）

そんな時に広まるのが、世紀末を唱え、あなただけは助かるという商法や宗教かもしれない。

そういう企てをする集団にとっては今はちょうどいいタイミングのようだ。

そこで、現在のSNSやwebサイトなどのIT機器を使って、いろいろな情報や勧誘が流れてくる。

すき焼きのような「牛にこみ」の量がすごい

国家は重大な秘密を隠していて、メディアも嘘ばかり伝えていて、真実は救世主のXさま（仮称）だけが知っている。
お金を払ってXのメンバーになれば、さらに真実の情報を知ることができる…のようなもの。

スピリチュアルなものに一切動じない私は、それを検証してみるのだ。

タコ刺しの量もすごかった

各国の政府が重大問題を隠し、それに同調したマスコミがでたらめばかり報道していると仮定して
・なぜ一般人のX氏がそんな重大な真実を知っているの？
・どこでその情報を入手したの？
・真実とやらを裏付ける証拠はあるの？

日々の検査数や感染者数、死亡数などを必死にとりまとめている保健所や自治体の方が出した情報が嘘だと証明できるものを提示してほしい。

それらが虚偽なのなら、どこが調べた情報では○と数字で示していただきたい。

大学院では先生方が「私たち科学者は…」と言われるので、”何を大げさな”と思ってきたが、「～だと思う」とか「～と言われています」では説得力がないよね？

「note」をかたった詐欺メール

ちなみに、私が小学生の頃は「ノストラダムスの大予言」という本がはやったが、1999年に人類は滅亡していない。

あと少しで自粛も終わるはずだし、終わったらアレしよう、コレ食べようと楽しいことばかり考えて過ごしましょう。

くれぐれも、お金を払ってXさまを拝んだ人だけが天国に行けるみたいな世紀末商法には加担しないようにね。

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