最近、私のSNSに詐欺らしき連絡が来た。
”おっちゃん歓迎”のボロネーゼ専門店
読むと、内容のつじつまが明らかに合っていない。
それを紹介すると手口をまねる人が出てきても困るので控えるが、3年前くらいにはやった還付金のはがきが省庁がある東京都千代田区霞ヶ関の住所にしてあるのに、消印が千葉県みたいな…。
（「電話せよ」は無視して警察に持ち込み）
私は大学出たての23歳当時、会社に「広島県警の者ですが、おたくの○○さんの△△を教えてください」という電話がかかってきて、「警察の方ならそういう情報は把握しているはずですよね。おたくどちらさま？」と切り返したくらい。
そういう不自然さにはすぐピンとくるほうだ。
知人の店も緊急事態期間は全休業
「○○が違ってますよね？私はだまされません」
と返したら、
「頭のおかしい女、ばーか」
という返信が来た。
もう、その時点で低レベルな詐欺だとわかるではないか。
殺傷事件というのは感情で発生するが、3億円事件、誘拐事件ほか特殊詐欺は知能犯と呼ばれ、綿密な計画を立てて行うので、逮捕されない、できないことが多い。
おせっかい屋では何をおせっかいしてくれるんだろう？
数年前、山手線駅近くの一等地を大手建設会社に売ろうとして失敗したグループは地主役（品のいい高齢女性）、弁護士役、コンサルタント役（知的な中年男性）と演じ分けていた。
多くのオレオレ詐欺も、上司役、警察官役、銀行役などと分かれて、それぞれの言葉遣いや専門用語を駆使してだますので大金の詐取に成功しているのだ。
「ばーか」なんて、おそらく幼稚園児以来、50年以上ぶりに言われた言葉なんだけど。
本当にせんべろになれそうな店を一緒に試してみませんか？
すべての犯罪は認められるものではないが、もし本気で詐欺をはたらきたいなら、言葉遣いには気をつけたほうがいいよ。
詐欺には知性と品格が求められる。
好評発売中！
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