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Channel: 【日刊 ノボちゃん】
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チェアマン先輩

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今日は昼間から大学の関東同窓会に出かけた。そこでお会いした本原先輩、前回は人材派遣のスタッフサービス(リクルート系列)の会長だったが、今回はリクルートがM&Aしたアメリカの人材派遣会社「CSI」のチェアマンになられていた。


全米に500拠点あるうち、3本社をぐるぐる回って統括していらっしゃるとか。アメリカでは派遣の業種が幅広く、フォークリフトのオペレーターから、医師・弁護士、企業の役員まで派遣するのだそうだ。


【日刊 ノボちゃん】
米従業員何十万人かのトップは日本人


ところで、日本でグローバル化というと「欧米基準になる」というような意味で使われるが、アメリカでのグローバル化とは欧米諸国以外の文化になるということになる。従業員は「社長がガイジンになった」と不安に思っているらしい。これはかつて、日産やマツダに外国人社長が迎えられたときとそっくり同じではないだろうか。今のシャープが台湾企業になるかもしれないのと似ている。


「スタッフの半分は外国(アメリカ国外)に行ったことがないはずだ」とおっしゃっていたが、するとアメリカのグローバル化とは、アメリカ以外の国に行き、アメリカ以外からも人が来て、英語以外の言語も求められるということなのかもしれない。


CSIの役員は全員アメリカ人。50歳過ぎてから英語を始めたという本原さんは当初こそ通訳をつけていたが、今は会議も自身で英語によって向き合うということだった。トップがその国の言語に精通していない場合…けれども、そのトップが圧倒的な経営ノウハウを持つケースでは、相手のほうがその情報を得ようと身を乗り出してくるから問題はないそうだ。社長と親密なコミュニケーションがとりたければ、むしろ部下が日本語を習得すべきなのだろう。


それにしても50代からスタートしてどうやって数年で役員会を仕切るまでの英語を身につけられたか、それをお聞きしたかったがタイムリミットが来た。


その後、パーティーのアトラクションで抽選会があり、一等賞はタブレット端末だったが、よりにもよって一番お金を持っているであろう本原先輩に当たってしまった。当選者は
ステージ上に呼ばれたが、その時言われたことがまたカッコイイ。


【日刊 ノボちゃん】
ほかの方を再抽選


「僕はもう持っているから、ほかの人に当ててあげて」。

なかなか言えることじゃありません。


リクルート社には珍しく、穏やかな方。私たちと同じ地方私立大学を卒業した先輩のどこにそんなエネルギーがあるのだろう。経営も語学も学びたいところだらけのこんな方の後輩でよかった。



世界4位の人材派遣会社のトップに本原氏



The CSI Companies



【日刊 ノボちゃん】
最近は大学ブランドのもみじ饅頭を売ってるんだって



■日刊ちょいスポ(No.2029)
「2位も4位も同じ」
同窓会でJOC幹部の先輩が話されていたこと。ロンドン五輪の体操男子団体あん馬で内村航平選手の採点が4位でコーチの談判で2位になったとき「金を狙っていたので、2位でも4位でも関係ない」と答え、現地メディアが「3位のイギリスに失礼だ」と炎上していたというのだ。イギリスのスポーツマンシップは勝者を讃え、敗者を思いやることが基本なのだそうだ。そういう視点はアジアにはない。


プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は
ただいま【第2519号】




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