大学という教育機関にはレポート提出や筆記試験、ゼミ発表などの課題があるが、美大だと基本が描いて、作って、作品を提出する。
土は家の前の植え込みから移した
多摩美の情報デザイン科発足の時には八王子キャンパスでトマトほかを栽培・収穫したという話は先生からよく聞かされたものだ。
イスラエルの美大でも食べ物を栽培したりする話は聞いた。
藝大でもフードキャンプなるものがあって、取手の農家さんであれこれ収穫などしたものだが、日比野先生はウナギを取って、さばいて食べるワークもされていた。
そして、今年の藝大DOORでは朝顔の種が配られた。
ただの朝顔ではなく、由緒ある種らしいのだ。
薬包み折りを見るのも40年以上ぶり
かいつまむと、日比野克彦先生が関わった地方のアートプロジェクトで、地元の人と交流するために小学校の校舎に朝顔を植え、秋に獲った種を翌年は別の場所で植えて、どんどん広がっていったものらしい。
明後日朝顔(あさってあさがお)
私は「へーえ」という程度の感想で、ファイルにしまっておこうと思ったが、ほかの同級生たちは栽培する気満々。
えっ、これ栽培しないとまずいのかも?と空気になってきた。
園芸用品は100円ショップで調達できる時代
夏休みの宿題と一緒で、8月31日に慌てて植えても、1晩では育たないし、観察日記も書けないもんね。
朝顔と言われても、私が栽培したのは確か小2の時で、ひらがなで「あさがお」としか書けなかった年齢だ。
ジャスト50年前、まさに半世紀前のことではないか。
とりあえず、取説に従い、植木鉢を買いに行った。
そういえば、スコップ(移植ごて)もないので、次の日はスコップを買いに。
なぜか園芸用の手袋は家にあったが、未使用のまま劣化していた。
ヤスリかけるためピンセットではさんでいたら2つ飛んでいった
私が育てたのでは芽すら出ない気がするので、園芸経験のある母と妹に種を3分の1ずつ郵送し、保険をかけておいた。
母は小学校の教師生活数十年で毎年朝顔を育ててきた実績があるし、妹も庭先で花を植えている。
彼女たちなら大丈夫なのでは?
50年前の記憶によれば、栽培は簡単で、クラスに芽が出ない、朝顔が育てられなかった子はいなかった気がする。
でも取説では、種を紙ヤスリか爪切りのヤスリ部分で削り、鉢に空けた穴にはピンセットで種をセットするよう書いてある。
そんな複雑なことをした覚えはないのだが。
穴に1つずつピンセットで種をセット
もし、芽が出て、花壇に植えられるようになったらまた書きます。
続報がない場合は……おとなのアナタは推し量ってくださいませ。
今年度はほかに、木炭デッサンやって、糸で編むもの、段ボールで作るものを美術館に展示し、プロスポーツの決勝戦で大がかりな構造物を作って利用してもらう予定。
(私もやる時はやる女。行けば見られるものばかりなので、ほんとに期待しててください)
好評発売中!
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