春に見ようと思っていた2つの展覧会「鳥獣戯画展」「あやしい絵展」は緊急事態宣言によりミュージアム自体が休館となり、見られなくなっていた。
このために営業時間の延長をしているよう
ところが、国立博物館で開催の「国宝 鳥獣戯画のすべて」は延長の期間を逆に開館・公開すると発表されたため、ネットでチケットを予約して、”ギガ”を見に行ってきた。
私が気づいた時にはもう買える日にちが数日しかなく、夜の6時~がわずかに△表示されているのみ。
仕方なく、9日(水)の18時~を予約した。
本気を出せば朝から行って常設展をゆっくり見ることができるが、大学の陳列館で開催中の「居場所はどこにある?」の予約が16時~の回しか予約できなかったので、17時頃から出かけた。
大学・陳列館にて
「居場所はどこにある?」のインスタレーション「奴隷の椅子」を見ておきたかった
今どきのことなので、チケットはスマホの中のQRコードを見せるのだが、入り口では高齢男性の警備員がスマホ画面の●月●日●時の文字を確認するのみ。
機械でピッとはしないので、不正入場もできそうな気がした。
(友だちがとった画面をスクリーンショットしてスマホ内に持っておく など)
自分の時間までは庭や平成館のロビーで待つのだが、NHKが制作した紹介ビデオ3本・計18分で鳥獣戯画のあらましがわかるので、本物が楽しめる予習となる。
行くなら、入場前に説明映像を見たほうがいい
・鳥獣戯画は甲・乙・平・丁の4巻ある
・約800年も7前に描かれた
・紙のつなぎ目には所有の高山寺の印がある(元祖割り印?)
・動物だけでなく、人物を描いた部分もある
そんなバックグラウンド、美術の教科書でちょろっと見かけただけでは、誰も知りませんってば。
・(私の気づき)ウサギとカエル、サルが同じサイズでおかしい。が、すべて擬人化されているのが理由だから仕方ない。
平日昼間に博物館に行けるのはどういう立場の人?
スマホ予約だから、1時間に100人くらいのイメージだったが、行列を見ると同時間帯に500人以上はいる印象だ。
ここ1年半、人が行列を作ってはダメで、遊園地、スーパーなどでも数百人が並ぶ行列を見たことがない。
支柱とベルトで行列レーンを作るなんて、万博さながらだ。
そう、「万博か?」と思ったにはもう一つ理由がある。
長い絵巻物を見るために、最も有名な「甲」の巻を見るときは、動く歩道の上に乗って、人間がベルトコンベアされながら見るのだ。
少なくとも、私は人生で初めての体験なんですけどー。
ほかのミュージアムで導入されないのは、このコンベアが高額だからだろう。
並んでいる時、6-7歳の男の子が「今見ないと一生見られないんでしょ?」と親御さんに話していた。
いや、ボクはまた見られる機会はあるんじゃないかな?
おばちゃんはこれが人生で最初で最後だと思うけど。
夜開いている博物館もステキ ザ・ナイト・ミュージアム
説明文が短く、難しい漢字にはふりがなも振ってあり、とても見る人にやさしい展示だと感じた。
都合がつく方はぜひ見に行ってもらいたいけど、今からではもうチケットは買えないと思うな。
ご近所感覚で博物館に行ける今の環境は本当にありがたいな。
国宝 鳥獣戯画のすべて
https://chojugiga2020.exhibit.jp/
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