最近、長年工事中だった春日駅上の大型ビルが竣工し、随時オフィスが入居中だ。
3つの文字セットのレイアウトが全て異なる
横断歩道を渡る時に目に入ってきたのは「笹川歯科医院」の窓表示だ。
1文字ずつA4の紙に印刷したものを内側から貼ってあるらしい。
ただ、それが枠に対して、中央でもなく、2文字ずつの左寄せでもない。
高級ビルなので看板はプロにお願いしてもらいたい
階下の「寺田医院」のように、デザイナーにお願いして、きちんとした看板やディスプレーを設置したほうがいいと思うが。
そして歩いていたら、インドカレー店の看板も目に入ってきた。
「ほうれん草パニーる」のパニーるは1つの単語なので「パニール」と表記すべきだろう。
日本人なら絶対にしない表記 だから外国人がやったとわかる
日本人の私ならパニールはすべてカタカナにすべきだと判断できるが、外国人にはカタカナとひらがなの区別がつかないのかもしれない。
また医院名は横の幅に対して均等割り付けなり、センタリングなりにしたほうが見栄えがよく、文字が理解されやすいということは、院長(ドクター)には判断できない可能性がある。
数字の羅列の表ではわからないことを見える化するのも情報デザイン
これらを最適化することがまさに情報デザインの仕事なんだと気づいた。
文字の形(見た目)を考えるのはフォントデザイナーの仕事。
メニューの「パニール」はすべてカタカナで表記するというルールを作るのは情報のデザイナーの仕事になる。
同じ文字でもフォントによって印象が変わる
それを考えるのはフォントデザイナー
私がやっているデザインは、そんな領域です。
お待ちしています!
●SDGs×ARTs展
~8月31日(火)
東京藝術大学 大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/sdgs_arts/sdgs_arts_ja.htm
(入ってすぐ右のセンサリールームを担当)
好評発売中!
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