「撤収までが展覧会」ということで、ここ数日は、国立新美術館で「TURN茶会」の撤収中。
穴を掘っては小さくたたんだ手紙を埋めていく
その作業の一つにお手紙を土に埋めるというプロセスがある。
広島県三原市出身のアーティスト布下翔碁さん茶室の「土の伝言」というワークショップで、土になる紙に書いていただいた来場者の手紙を美術館の敷地に埋めるのだ。
これが六本木に実在する「森」
これが、急に頼まれた用事で面食らった。
住所は港区六本木なのだが、蚊はブンブン飛び回り、ミミズやら丸虫(ダンゴムシ?)の大群はいるわ…。
事前に言ってもらえたら、長袖を着て行ったのだが、せめてもの救いは長ズボンをはいていたことだろうか。
土のなかゆうびんきょくにたくさんのお手紙が投函された
七夕の短冊のように、皆さんの今の思いが書かれた紙を、(読むことなく)小さくたたんで土の中に埋めていった。
スコップで土を持ち上げて、紙を入れて、また土をのせるというだけのことだが、何しろ数が多い。
土に立てたラベルを撮影する布下画伯
”これ、いつ終わるんだろうなあ…”と思いながら、途中からは「埋めてやるっ」と掛け声をかけて、埋めていった。
よくあるタイムカプセルとは違って、何年か後に掘っても自分の手紙は出てきません。
でも、王様の耳はロバの耳みたいに、何かを自分から出して土に埋めるという行為は自浄作用がある気がする。
展覧会って大量のごみが出る(あまりSDGsじゃない)
皆さんのお手紙は私たちが責任をもって読まずに土に埋めました。
どうぞ、ご安心ください。
数週間かけて作ったものも1日でほぼ撤収できる
この件にかかわらず、ほかの美大やデザイン専門学校と違って、東京藝大の場合、土や植物を触る機会がとても多い。
私もマイスコップを持ってるよ。
こちらは絶賛開催中 お待ちしています!
●SDGs×ARTs展
~8月31日(火)
東京藝術大学 大学美術館
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/sdgs_arts/sdgs_arts_ja.htm
(入ってすぐ右のセンサリールームを担当)
好評発売中!
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